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2004.03.17

小沼ようすけG+押尾コータロー

16日、グリーンホール相模大野にて。先日小沼さんを取材した関係で招待していただきました。

最初は押尾ソロ。一度生で見たいと思っており、やっとその機会に恵まれた。DVDを観ていたのでインパクトはさほどでもないが、生はやはり心地よい。「マイケル・ヘッジスの真似」などと揶揄するのは簡単なんだけど。。。

ヘッジスのライブは1度だけ観た。1986年、昭和女子大人見記念講堂。「ウィンダムヒル・レーベルの夕べ」みたいなコンサート。そりゃあ強烈だった。膝がガクガク震えるような興奮を感じたのを覚えている。アンコールの「Come Together」の迫力。下手前方の席だったので、上手の舞台袖でウィリアム・アッカーマン(ウィンダムヒル主宰者でもあるギタリスト)が踊っているのが見えた。遂には我慢できなくなり、舞台に飛び出して一緒に歌うアッカーマン。当時は「ニューエイジ・ミュージック」といって、今で言う「ヒーリング系」のような位置にカテゴライズされていたけど、ほとんどロックコンサートのノリだ。

「本家マイケル・ヘッジスに比べたら・・・」などと通ぶるのも簡単。だが、数多いヘッジスのfollowerの中で彼だけが飛びぬけて成功したのは、やはり秀でたものがあったからだろう。

端的に言って、まず作曲とアレンジのセンスがいい。特にアップテンポの曲で、グルーヴが途切れない。ヘッジス同様、ロック的なかっこよさがある。「戦場のメリークリスマスのテーマ」もいいアレンジ。スチール弦の響きが曲に合っているし、タッピングも効果的に用いられている。

サビで転調する部分はやはり忠実に再現するのは無理があるのか、無理せずタッピング・ハーモニクスでそれらしい雰囲気を出していたようだ。この辺は特殊奏法を多用するギタリストにありがちなマンネリ化の問題とも繋がってくるだろう。ヘッジスも、最後まで模索を続けていたはずだ。

そしてステージングの魅力が、そうした問題をもカバーする。話芸だけではない。お約束の「一人メンバー紹介」は多様なスタイルを身に付けていればこそだろう。マニアックなソロ・ギターの世界に日の目を当てさせた功績は計り知れない。ヘッジスの来日公演だってこれほどの動員力はなかったかも。在りし日のヘッジスのことを思い、ジーンとしてしまった。僕の見たヘッジスも素晴らしいentertainerだった。彼の遺伝子はちゃんと受け継がれている。

Michael Hedges,1953-1997.

おっとまた脱線。話を戻そう。

転換のための短い休憩を挟んで小沼ようすけグループ登場。だがPAが良くない。大ホールに響く小沼さんのギターの音は気持ちいいんだけど、ベースはブンブン唸ってラインがよく聞き取れないし、ドラムはシンバル系が耳障り。まったくタイプの異なるサウンドを切り替えなきゃいけないから大変なのはわかるが、もうちょっとうまく調整して欲しかった。

小沼さんの演奏はいつも通り見事なものだったが、押尾さんの演奏で盛り上がった後だけに、(おそらく客席の過半数を占めている)押尾氏目当ての聴衆にどう受け止められたか気になるところだ。リトルクリーチャーズの鈴木正人氏(b)との共演を聴けたのは収穫だったが、ライブハウスで再度じっくり聴いてみたい、というのが正直なところ。

続いて、注目の小沼&押尾デュオ。1曲目はなんとチック・コリアの「スペイン」だった。ギターデュオの定番とはいえ、これを押尾さんが弾くとは。テーマのユニゾンはやや危なっかしかったが後は無難にこなしている。2曲目は「星に願いを」。いずれもジャズのレパートリーで、先輩(同じ専門学校出身とのこと)の押尾さんが後輩に花を持たせたといったところか。押尾さんはやや準備不足だったけど、2本のギターがきれいに響き合う部分も多く、今後に期待を持たせた。アレンジを練っていけば面白そう。

最後は小沼バンドのメンバーも加わってブルースセッション。終了は10時半近く。ロビーに終演予定時刻9時半って掲示されてたけど大嘘じゃん(笑)。休憩はごく短かったから正味3時間近くか。終演後はしっかりサイン会も。大サービスですな。お疲れ様でした。

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Comments

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