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2004.04.30

ライブ感想(鬼怒無月PostTango、大島保克)

ライブの感想まとめがき。

4月19日(月)
鬼怒無月(g)喜多直毅(vn)佐藤芳明(アコーディオン)鳥越啓介(b)@大泉学園inF

「Post Tango」をコンセプトとする鬼怒さんのバンド。2月23日の記事参照。
鬼怒さんのタンゴ風オリジナルがほんとにかっこよくて、演奏の完成度もますます上がってきたと思う。あとはCD制作が待たれます。それにしても鬼怒さん、この日はライブイマージュツアーの合間を縫っての登場。相変わらず大活躍です。鳥越さんも佐藤さんも喜多さんも各種セッションに引っ張りだこだし。このメンツをinFのような小スペースで聴けるなんて本当に贅沢。ラストの「ワルツ・フォー・デビー」(ビル・エヴァンス)がまた絶品だった。喜多さんのヴァイオリン、こういうメロウな曲でも映えるんだよなあ。


4月21日
大島保克@下北沢タウンホール

沖縄・八重山民謡の若手第一人者の三線(サンシン)弾き語りライブ。大島さんを最初に観たのはもう随分前。1stCDが出て有名になり始めた頃かなあ。生で聴くのはそれ以来だ。「有名」といっても、沖縄民謡に興味のある人以外はあまり知らないのではないかと思うけど、久々の東京でのライブということで会場は満席。知人にチケットをお願いしてなかったら入れないところだった。

りんけんバンドやパーシャクラブが現代風の沖縄音楽を創造する中で、大島さんは伝統音楽をきちんと守るスタイルを通している。パーシャクラブの新良幸人さんが民謡を歌っているCDもあるのだけど、ちょっとブルージィで、やや現代的な独自の歌い方(これはこれで気に入ってるけど)。対して大島さんは歌い方も昔ながらの民謡風。若手でこういう人は珍しいので、かえって新鮮なのだ。後半歌った自作のオリジナルもいい曲が多い。以前聴いたときは自作はあまりやってなかったので、今回たくさん聴けたのは収穫だった。

大島さんの声は若い。それはそれで一つの魅力だけど、民謡の場合、年齢を経て風格と味わいが増す面もある。MCにも出てきた沖縄民謡の大御所・故嘉手苅林昌さんの生前のライブを一度だけ観たことがあるのだけど、圧倒的なオーラを放っており、そりゃあかっこよかった。若い頃の嘉手苅林昌を観てみたかったが(写真で見ると不良っぽい二枚目でめちゃかっこいい!)それはかなわない。ではどうするか?僕は古いレコードを漁るより、"未来の大御所"を生で体験し、成熟の過程を見届けたい。それが「現代パフォーミングアーツ入門」の精神である。

というわけでうまくオチがつきましたのでこのへんで。

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