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2004.09.23

誕生日に生サイゲンジを聴くという最高の贅沢

またひとつ歳をとりました。

ふぅ。

いやいや、しかし良い音楽というのは日常の些細な煩悩を忘れさせてくれるね。
サイゲンジさんの音楽はなぜこんなに気持ちいいんだろう、と考えながら聴いた。22日、渋谷JZBratにて。
ひとことで言えば、「南米系オリジナル弾き語り」ということになる。いろんな外来音楽の影響は明らかだ。

ただ、彼の場合、そのことがコンプレックスになってないんだな。

「でも俺は俺だし、別にいいじゃん」という姿勢。

これだよなあ。

ちなみに日付変わって今日23日は彼の誕生日。
おめでとう!

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2004.09.19

ステージの上にハンコックがいてショーターがいて、ルカサーがいて…(TOKYO JAZZ 2004速報2)

田中邦和もいた!

再びケータイより。夜の部終了。

音響は何故か改善されていた。ドラムの音量下げて低域絞っただけって気もするけど。最初のバンドのドラムは逆にかなりショボい音で気の毒だったな。段々バランスが良くなったような気がする(耳の慣れもあるだろうが)。それにしても2日目なんだから、最初からちゃんとして欲しかったぞ。

お気に入りのミュージシャンが世界の超一流と共演するのは特別なことで、その現場に居合わせるというのは単なる音楽的体験を超えている。どちらかといえば緩めのセッションだったけど、まあ今回は野暮は言うまい。

AV再生による擬似体験では絶対に味わえないものがあるからライブに行くのである。高いチケット代を考えれば疑問や不満は多々あれど、来なかったら後悔していたのは間違いない。

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懐メロとしての80年代アメリカン・ロック(TOKYO JAZZ 2004速報1)

ケータイより。昼の部が終わり、夜の部の開演待ち。

会場の音響の悪さは想像以上。なにせ「展示場」だからある程度覚悟はしていたけど、これほど酷いとは。一番手の上原ひろみなんか、勢い良く演奏を始めてもドラムの音に掻き消されてまったく聞こえないので唖然としてしまった。

テンポが遅い部分はさすがに聞こえるけど、反響はずっと耳障りだし、得意の速弾きが…

フライドプライドはドラムの村上ポンタ秀一さんらを迎えた特別編成だったけど、やっぱり一番心地良く聞けたのはデュオでしっとり演奏した曲。なんかもったいない。

結局、一番楽しめたのはトリのTOTO。顔を真っ赤にしてハイトーンを搾り出すボビー・キンボール(復活した初代ボーカリスト)にジーンときちゃいました。もちろん、ジャズじゃないんですが…

いまさら「生Africa」を聴くことになるとはねえ。

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2004.09.16

ライブ情報(鈴木大介、saigenji、喜多直毅、ビル・ラズウェル、Sembello他)

9月後半のライブ情報

9月17日
深町 純 with 和田アキラ@竹芝club-HOLIDAY
VincentAtomics, saigenji他@渋谷クラブクアトロ(詳細

9月18日
鈴木大介@白寿ホール
 ■クラシックギター。バッハ等含むすごくいいプログラムです。チケット2000円~と良心的。

9月18日~10月3日
TOKYO BOSSA NOVA 2004@恵比寿ガーデンプレイス
 ■なんとすべて無料のライブイベント。期間中の土日祝日に開催。とりあえず上記リンク先をチェック!

9月18・19日
東京JAZZ2004@有明ビッグサイト
 ■内外の超一流ミュージシャン多数出演。

9月19日
比屋定 篤子 with 笹子 重治@恵比寿ガーデンプレイスセンター広場
 ■TOKYO BOSSA NOVA 2004(無料!)

9月20日
喜多直毅vln,伊藤芳輝g,佐藤芳明acc,クリストファー・ハーディper,常味裕司oud@六本木STB139
 ■超強力かつ個性的なメンバーによるセッション。

9月21日
BLACK VELVETS@青山 CAY
 ■ 1st CD 『ブラックベルベッツの世界』発売記念ライヴ

9月22日
レイ・サンドバル(g)+山本邦山(尺八)@六本木・国際文化会館庭園(詳細
saigenji@渋谷JZBrat

9月23日
saigenji@恵比寿ガーデンプレイスセンター広場
 ■TOKYO BOSSA NOVA 2004(無料!)

9月23日
ビルラズウェルb、山木秀夫ds,、近藤等則tp、菊地成孔sax他@新宿ピットイン
 ■TOKYO v.s. NYC最先端ミュージシャンによるセッション。

9月26・27日
Sembello@モーションブルーヨコハマ

9月28日
宮野弘紀(gt)/伊藤芳輝(gt)/海沼正利(perc)/喜多直毅(vln)@新橋サムディ

9月29日
ヤドランカvo&saz、ミロスラフ・ダディチg、芳垣安洋perc@六本木スウィートベイジル
 ■旧ユーゴの国民的歌手+凄腕ギタリスト久々の共演。

9月30日
内橋和久g+吉田達也ds@高円寺ペンギンハウス

以下覚書。

10月2日saigenji@恵比寿ガーデンプレイスセンター広場
10月2日saigenji、 畠山美由紀+笹子重治@代官山UNIT
10月3日さがゆきvo、林正樹p、喜多直毅vln@下北沢レディジェーン
10月6日大黒山(太田恵資vln、黒田京子p、山口ともperc)@大泉学園inF
10月9日さがゆきvo、喜多直毅vln、佐藤芳明accd@大塚グレコ
10月9日~10日横濱ジャズプロムナード
10月10-11日小松亮太TangoSpiritIII@東京国際フォーラムC(喜多直毅参加)
10月14日ラクダカルテット@新宿ピットイン
10月15~16日RICHARD SINCLAIR:b&vo、DAVE SINCLAIR:kb、清水一登kb、鬼怒無月g、芳垣安洋ds@渋谷O-East
10月19日小沼ようすけ(g)、山木秀夫(ds)、高水健司(b)、笹路正徳(key)@モーションブルーヨコハマ
10月28日喜多直毅+TheTangophobics@六本木STB139

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2004.09.11

宮野弘紀と伊藤芳輝のデュオ(+喜多直毅飛び入り)にいまさらながら感動

10日、大塚グレコにて。

この日、下のライブ情報にもあるとおり、実は目白で喜多直毅さん(vln)のソロライブもあった。喜多さんが無伴奏ソロでタンゴだけでなく古典、バッハから現代音楽まで弾くという非常に興味深い企画だったが、これについてはまたの機会に。

で、喜多さんのライブが終わって時計を見ると9時を回ったばかり。大塚のグレコでやっている宮野弘紀&伊藤芳輝デュオライブの2ndセットに十分間に合うということに気付き、さっそく移動。

2ndはビートルズの「イエスタデイ」からスタート。おそらくアレンジなんてものはありはしない。テーマとアドリブを回していくだけのシンプルな構成だが、これがなんとも・・・

テーマのフェイク(元のメロディを残しつつ崩して弾くこと)だけでしびれてしまう。ひとつのメロディをいかに魅力的に表現するか、ということを日々追究していればこそだ。そしてアドリブ・ソロはもちろん、バッキングのアイディアも素晴らしい!お二人の異なる個性とバックグラウンドがガッチリと噛み合い、まさにこのデュオでしか生み出せない音楽を聴くことができる。次に演奏された宮野さんのオリジナルがこれまた名曲で、作曲能力の高さもあらためて実感した。

後から駆けつけた喜多直毅さんも飛び入りして、自身のオリジナルや「リベルタンゴ」で弾きまくった。ソロライブの緊張から解放されたということもあるだろうけど、この二人がバックだと「無茶が許される」というか、何をやってもしっかりフォローしてもらえるという安心感があるんだろうな。

強調しておきたいのは、この日に限って特別なことが起こったのではない、ということ。

宮野さんは人気ジャズボーカリスト、綾戸智絵さんのツアーで全国各地の聴衆を魅了し、伊藤さんはリーダーバンド、スパニッシュコネクションを率いてインスト界のメジャーシーンで活躍中。喜多さんも間もなくソニーから発売される小松亮太さんの新譜に演奏とアレンジで参加しており、10月の小松亮太プロデュース「Tango Spirit III」にも参加するので、これからますます注目されるだろう。

そんな実力者が集えばそれなりに良い音楽を期待できるのは必然であり、組み合わせやタイミングの妙で「期待以上」の成果を生むことも珍しくは無い。

そういうライブが、夜毎東京のどこかの(たいていは小さな)ライブハウスで行われており、僕はそのごく一部を拾い上げている、というわけです。

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2004.09.08

なぜ芝居を観る人は少ないのか

このblog、ご覧の通り90%以上は音楽関係の記事なんだけど、うちが駒場アゴラ劇場の法人支援会員になっているせいか、演劇系サイトfingeの「注目のウェブログ」に登録されており、そちらからのアクセスがけっこうあるようです。たまにはそっち系のネタを。

ここでも繰り返し書いているように僕は「演劇ファン」ではない。いくつかの贔屓の劇団以外で観るものは非常に限られている。アゴラの会員になっているのは教育目的が主で(その割には学生の反応は芳しくないが)、「まー(自宅の)近所だし」ってのもある。

とはいえ、80年代の小劇場ブームを学生時代に経験しており、何人かの演劇関係者との御縁もあって、非演劇ファンとしては芝居をよく観る方だろう。少なくとも常に関心は寄せている。

で、そいういう非演劇ファンとして、なぜ芝居を観る人は少ないのか、ということを考えてみよう。

結論から言えば、要するにあんまり面白そうじゃないからである

より正確に言えば、「面白そう」と思わせる情報が少ない、ということ。特別ファンではない人間が、一定のお金と時間を割いて芝居を観に出かけるというのはかなり大変なことなのだ。映画なんかの方が情報が多いから、どうしてもそっちに流れるわな。料金の違いもあるけど、一定の可処分所得がある社会人の場合、数千円のオーダーならそれほど気にしないんじゃなかろうか。「面白そう」と確信できるかどうかが大きいと思う。情報の「量」に関しては、経済規模が小さいから仕方ないけれど、問題は情報の「質」、特に作り手側から発せられるものについてだ。

つい先日も、ある劇団からEメールによる公演案内がきて、何月何日から上演します、面白い作品なのでぜひ観てください、てなことが書いてあった。

そりゃそうでしょう、作る以上は面白いと思ってやってるでしょう、みんな。そんだけでいいのか?

関係者の知り合いでもなく特にファンでもない人間が、ゴマンとある興行、芝居の中で、これを選ぶ理由が果たしてあるんだろうか。「他にアピールすべきことはないんですか?」と思ってしまうわけ。

僕はささやかながら音楽の批評や制作に携わっているので、こういうことを書くとそっくり自分に跳ね返ってくる。上の「芝居」を「ジャズ」に置き換えてもほとんどそのまま正しい主張になるだろう。マイナーなミュージシャンの観客動員力はマイナーな小劇場劇団以下である。「こんなすごい演奏をこんな少人数しか体験しないなんて!」と思うことはしょっちゅうで、その思いはこのblogを続ける原動力の一つだ。「じゃお前はどーなんだ、ちゃんと伝えているのか」と問われれば、「スミマセン」って感じである。

それでも、だ。

演劇って「言葉」が大きな比重を占める芸術でしょう。言葉できちんと伝えなくてどうする。かといってもちろん、長々と説明されたって興ざめだ。難しいのはわかるけどさ。

あなたたちの言葉のセンスを見せてくださいよ。


以下余談。
自戒を込めて言うけど、音楽ライターとか音楽評論家って、本当の意味で「言葉のプロ」と言える人は非常に少ないと思う。知識や体験を切り売りしてるだけで。

だいたいあれだ。音楽評論家の書くライナーノートってのがたいていつまらない。知識として参考になればそれでもいいけど、「こんんものいらん」と思うことも多い。真の「言葉のプロ」が書いたライナーノートが読みたい。

というわけで、10月に発売される喜多直毅「HYPERTANGO II」のライナーノートは、某劇作家にお願いしました。乞御期待。
(宣伝オチでした)

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2004.09.04

ライブ情報(内橋和久、鬼怒無月、喜多直毅、南博、eEYO他)

9月前半のライブ情報。

9月4日・5日
★True Peoples Celebration@秩父ミューズパーク
 ■MM&W、タブラビートサイエンスら出演。高いけどそれだけの価値はありそう。

9月5日
林栄一sax、内橋和久g、ナスノミツルb、吉田達也ds@新宿ピットイン
鬼怒無月Post Tango(vln喜多直毅)@下北沢レディジェーン

9月6日
南博トリオ@吉祥寺サムタイム
さがゆき Plays 中村八大@新宿ピットイン

9月7日(火)
小沼ようすけ(g).荻原亮(g).吉田智(g).大槻"KALTA"英宣(dr).鈴木正人@六本木アルフィー

9月8日(水)
タブラトゥーラ生誕20年祭@浜離宮朝日ホール
 ■人気古楽器アンサンブル

9月9日
横川タダヒコ、太田恵資@高円寺ペンギンハウス
喜多直毅vln,佐藤芳明acc,黒田京子p@大塚グレコ

9月10日
喜多直毅vlnソロ@目白・花よろず
 ■なんと喜多さんがバッハを弾きます。

9月10日・11日
小沼ようすけg,noon(vo),ゴンザレス鈴木per,松木隆志b@ディズニーシー(詳細
 ■ディズニーシー内のイベントでM5の松木君が小沼さんと共演。

9月11・12日
キャスパー・トランバーグ・セクステット@モーションブルーヨコハマ

9月14(火)15(水)
キャスパー・トランバーグ・セクステット@新宿 PIT INN

9月15日
★eEYO idiot(イーヨvo、内橋和久g、中原信雄b、外山明ds)、勝井祐二DUO with 3 persons他@吉祥寺マンダラ2
 ■UAバンドのメンバー二人を含む豪華出演者の最強JPOP。
★ブランドン・ロスバンド他@青山CAY
 ■NY最先端ジャズ+α(詳細

9月16日
★ブランドン・ロスバンド他@モーションブルー
 ■15日のCAYと同メンツ。

9月17日深町 純 with 和田アキラ@竹芝club-HOLIDAY
9月17日VincentAtomics, saigenji他@渋谷クラブクアトロ
9月18日鈴木大介@白寿ホール
9月18日~10月3日TOKYO BOSSA NOVA 2004@恵比寿ガーデンプレイス
9月18・19日東京JAZZ@有明ビッグサイト
9月19日比屋定 篤子 with 笹子 重治@恵比寿ガーデンプレイスセンター広場
9月20日喜多直毅セッション@六本木STB139
9月22日saigenji@渋谷JZBrat
9月23日saigenji@恵比寿ガーデンプレイスセンター広場
9月23日ビルラズウェル、ピートコージー、近藤等則、菊地成孔他@新宿ピットイン
9月26・27日Sembello@モーションブルーヨコハマ
10月19日小沼ようすけ(g)、山木秀夫(ds)、高水健司(b)、笹路正徳(key)@モーションブルーヨコハマ
10月2日9月23日saigenji@恵比寿ガーデンプレイスセンター広場

10月2日saigenji、 畠山美由紀+笹子重治@代官山UNIT

10月28日喜多直毅+TheTangophobics@六本木STB139

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2004.09.01

あれから3年

ケータイより。

特別親しかったわけではないけど、自分の人生に少なからぬ影響を与え、忘れられない人というのはいるものだ。

今日はドラマー宗修司さんの3回目の命日。帰ったらSOH BANDのCDを聴こう。

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