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2004.09.11

宮野弘紀と伊藤芳輝のデュオ(+喜多直毅飛び入り)にいまさらながら感動

10日、大塚グレコにて。

この日、下のライブ情報にもあるとおり、実は目白で喜多直毅さん(vln)のソロライブもあった。喜多さんが無伴奏ソロでタンゴだけでなく古典、バッハから現代音楽まで弾くという非常に興味深い企画だったが、これについてはまたの機会に。

で、喜多さんのライブが終わって時計を見ると9時を回ったばかり。大塚のグレコでやっている宮野弘紀&伊藤芳輝デュオライブの2ndセットに十分間に合うということに気付き、さっそく移動。

2ndはビートルズの「イエスタデイ」からスタート。おそらくアレンジなんてものはありはしない。テーマとアドリブを回していくだけのシンプルな構成だが、これがなんとも・・・

テーマのフェイク(元のメロディを残しつつ崩して弾くこと)だけでしびれてしまう。ひとつのメロディをいかに魅力的に表現するか、ということを日々追究していればこそだ。そしてアドリブ・ソロはもちろん、バッキングのアイディアも素晴らしい!お二人の異なる個性とバックグラウンドがガッチリと噛み合い、まさにこのデュオでしか生み出せない音楽を聴くことができる。次に演奏された宮野さんのオリジナルがこれまた名曲で、作曲能力の高さもあらためて実感した。

後から駆けつけた喜多直毅さんも飛び入りして、自身のオリジナルや「リベルタンゴ」で弾きまくった。ソロライブの緊張から解放されたということもあるだろうけど、この二人がバックだと「無茶が許される」というか、何をやってもしっかりフォローしてもらえるという安心感があるんだろうな。

強調しておきたいのは、この日に限って特別なことが起こったのではない、ということ。

宮野さんは人気ジャズボーカリスト、綾戸智絵さんのツアーで全国各地の聴衆を魅了し、伊藤さんはリーダーバンド、スパニッシュコネクションを率いてインスト界のメジャーシーンで活躍中。喜多さんも間もなくソニーから発売される小松亮太さんの新譜に演奏とアレンジで参加しており、10月の小松亮太プロデュース「Tango Spirit III」にも参加するので、これからますます注目されるだろう。

そんな実力者が集えばそれなりに良い音楽を期待できるのは必然であり、組み合わせやタイミングの妙で「期待以上」の成果を生むことも珍しくは無い。

そういうライブが、夜毎東京のどこかの(たいていは小さな)ライブハウスで行われており、僕はそのごく一部を拾い上げている、というわけです。

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