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2005.01.31

ギターの神様、ジョン・マクラフリンに会う

今日はオペラシティにて、ジョン・マクラフリンのインド音楽プロジェクト、リメンバーシャクティのコンサート。

広いホールで観客総立ち。神々しいオーラ。なんとも言えない感慨が込み上げてくる。昨日僕は、確かにあのマクラフリンと話したのだ。つまりはインタビューだったのだけど。

(以上久々にケータイより投稿。続きは後で)

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平成16年度第14回授業(1/31)

2/1のコンサートの予習も兼ねて。

[DVD]A.ピアソラ「Five Tangos」より「ブエノスアイレスの夏」
*ヴァイオリンは長年のピアソラのパートナーであるフェルナンド・スアレス・パス。喜多さんはこのスアレス・パスにブエノスアイレスで師事しました。

[CD]小松亮太「タンゴローグ」より「プレパレンセ」
*喜多直毅編曲。ヴァイオリンソロも。

[CD]喜多直毅「HYPERTANGO II」より
「タンゴエチュード」(ピアソラ作曲)のさわり
「コモ・ドス・エストラーニョス」
*前者はピアソラ作曲の無伴奏ソロ作品。フルートで演奏されることが多いがここではヴァイオリンで。
*後者は古典タンゴを喜多さんが編曲。

[CD]渡邊奈央「サチ」より「性別」
*喜多さんのスタジオワークの中でも特に素晴らしいもの。即興でヴァイオリンソロを演奏。
*曲はエリック・サティの有名な「ジムノペディNo.1」に歌詞をつけて歌ったもの。三共製薬「ビトンハイ」のTVCMで使われた(ただし放映されたのはヴァイオリン無しヴァージョン)

[CD]STOY「STOY II」より
「タクスィーム・ウード」
「ロンガ・シャーナーズ~ルメリ・カルシュラマス」
*STOY(ストーイと読むらしい)は常味裕司(oud)、佐藤允彦(pf)、 太田恵資(von)、吉見征樹(tabla)によるワールドミュージック系バンド。
*後で気付いたんですが「タクスィーム」というのは「即興」という意味ですね。「タクスィーム・ウード」は曲名ではなくて即興のウードソロという意味でした。
*後者は女子十二楽坊がカバーしてヒットしたもの。トルコの曲。

以下は他の「日本発ワールドミュージック」。

[CD]大工哲弘「Yunta & Jiraba」(ゆんた・とぅ・じらば)より
「鷲(ばす)ゆんた」「まみどぅーま」
*大工さんは八重山民謡の第一人者。本CDは梅津和時がプロデュース。
*梅津さんのサックス、故トム・コラ氏のチェロが美しい。

[CD]嘉川忠博(vo)&山城正司(g)「Winter Garden」より「てぃんさぐぬ花」
*医科歯科出身の二人による自主制作CD。嘉川(よしかわ)君は小児循環器山城さんは口腔外科が御専門だそうです
*奄美出身の嘉川君(高校の同級生です)による裏声を駆使した歌唱法が美しい。ギターも沖縄出身で沖縄民謡に馴染みの深い山城さんならでは。
*「てぃんさぐぬ花」は日本が誇る名曲だと思いますが、数ある録音の中でも個人的にベスト。音質も良好だし、誰か商品化しませんか?

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2005.01.27

今月の喜多直毅(共演者:さがゆき、宮野弘紀、佐藤芳明、斉藤ネコ、太田恵資、鬼怒無月、大倉正之助、小沼ようすけ他)

今年に入ってから聴いた印象深いライブについて書こうと思ったのだが、やはり喜多さんなのである。でもってタイトルにはなるべくミュージシャンの名前をたくさん入れたいのでカッコ書きで入れようとしたが・・・

多すぎる!けっこうとんでもない月だったなあ。
一応全部並べてみます(さすがに全部聴けたわけではない)。

7日グレコ:さがゆき(vo)/宮野弘紀(gt)/佐藤芳明(acc)/林正樹(pf)
8日レディジェーン:斉藤ネコ(vln)/太田恵資(vln)
12日inF:翠川敬基(vc)/佐藤芳明(acc)
19日STB139:大倉正之助(大鼓)/鬼怒無月(gt)
21日音や金時:吉野弘志(bass)/翁長巳酉(per)/今井龍一(oud)
23日CAY:佐藤圭一(oud)/伊藤アツ志(per)/守屋拓之(bass)
以上スケジュール表から。加えて
24日アルフィー:小沼ようすけ(gt)トリオ(w/鳥越啓介(bass)/仙道さおり(per))に飛び入り。

さて一人だけ2回出てきます、誰でしょう?
ってクイズ出したくなるな。
(正解は佐藤芳明さん)

7日からしてツワモノ揃いの豪華メンバーだったが、翌8日もヴァイオリン3本によるセッションというめったに実現しない企画。ネコさん&太田さんがシリーズでやっているデュオセッションに喜多さんがゲストとして参加したものだが、火花を散らしながらもお互いを尊重する姿勢が伝わってきて、不思議な感覚の熱演だった。特にネコさんがこれほど弾きまくるのは珍しいようだ。

白眉は初見で合わせたネコさんのオリジナル。喜多さんが即興で長いイントロを弾いていると、横で太田さんが「ここは譜面に書いてありません」と解説して笑いを誘う。どこから「譜面」になったのかわからないくらいスムーズに繋がったのが見事。こうなると太田さんもネコさんも燃えないわけにはいかないのだろう。

19日は、昨年船橋きららホールの企画で行ったセッションの再演だったが、前回と同じくすべて即興。スウィートベイジル139でフリーインプロヴィゼイションとは!

(スウィートベイジルとしては)お客さん少な目で残念だったが、演奏はまたしても白熱し来場者は皆熱心に拍手を送っていた。大鼓(おおつづみ)って烈しく叩きまくるわけじゃないのに絶妙なテンションを生むから面白い。鬼怒さんもディレイループを効果的に活用して縦横無尽の演奏。

23日は「おしゃれジプシィ」のライブで、一転してキメの多い変拍子の複雑な楽曲を。

さて24日の飛び入りは、種を明かせば僕が仕掛けたものである。といっても喜多さんを小沼さんに紹介しただけだが。軽いスタンダードでもやってもらえればと思ったのだけど、いきなり小沼さんの最新アルバムから「The Windjammer」を演奏(注:当初「オリジナル」と書いたのは勘違いでした)。喜多さんにとっては初見である。7日もそうだったが、おそるべき適応力だ。アドリブソロもガンガン弾くし、最後のキメもバッチリ。ノリのいいファンクチューンだったけどヴァイオリンが意外とハマっている。

その後「スペイン」、アンコールで「オレオ」と、結局(飛び入りなのに)全部で3曲も共演。「ウロ覚えだった」という喜多さんはテーマで多少危なっかしいところもあったがその分ソロで盛り返す。小沼さんも煽られるようにテンションが上がっていった感じ。オーナーも大喜びで終演後は早速出演オファーがあったようだ。

この日、松木隆志君がNY大雪により帰国できず不参加となったのは非常に残念だったが、代役の鳥越さんも若手ナンバー1の呼び声高いベーシスト。すでに小沼さんとの共演経験も豊富で、まったく問題無かった。

加えてパーカッションの仙道さおりさんが期待以上だった。

この人の演奏はまず、「組合せ」が非常に多彩である。椅子兼用のカホン、ラテンパーカッション、スネア、シンバル類を設置した上に小物がたくさん出てくる。叩く方もスティック、ブラシ、マレット、素手といろいろ。それらを瞬時に切り替え、しかも奇を衒ったようなところはまったくなくて、曲にすんなり溶け込むのだから驚いてしまう。「次は何が出てくるのだろう」とワクワクしてしまうほどで、単純に観ていて面白い。はっきり言って相当美形なんだけど、演奏中はつい手に目が行ってしまうのだ。残念!って違うか。「女性らしからぬ」という表現が適切なのかどうかわからないけど、パワーもすごい。パワーって腕力で生み出すものじゃなくて、しなやかさとダイナミクスなんだなあ、とつくづく思った。

新年早々、中身の濃いライブが続いたものだなあ。

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2005.01.24

平成16年度第13回授業(1/24)

初めに個人的な趣味で選んだものから。

[DVD]佐野元春「Visitors 20th Aniversary Edition」ボーナスDVDより「Come Shining」
*「Visitors」は84年発売。Hip-HopがJPOP(当時そんな言葉は無かったが)のメジャーシーンに初めて登場した記念すべきアルバム。はたして日本のHip-Hopはここからどれだけ進歩したでしょうか?
*DVDは84-85年のツアーより。

[LD]吉田美奈子「CONCERT 1995」より「星の海」「Christmas Tree」
*JPOP史上最高に歌が上手いシンガーソングライター。

以下フランク・ザッパ。最後に弟子のヴァイ。
この授業を始めようと思ったとき最初に考えたことの1つは「フランク・ザッパの音楽を延々流し続けるような"馬鹿げた"授業があったら面白いな」というものでした。

[CD]ベスト盤より
「Peaches En Regalia」(69年「Hot Rat」収録)
「Don't Eat The Yellow Snow」(74年「Apostrophe」収録)
*前者は初期インストの代表作。後者はザッパのイメージを象徴するような変態(?)ポップ。

[CD]「Overnite Sensation」より「Camarillo Brillo」
*75年発売。歌モノで一番好きな曲です。

[CD]「You Are What You Is」より
「Teen-age Wind」
*81年。分厚いコーラスワークが特徴。普通にかっこいい。

[CD]「Shut Up'N Play Yer Guitar」より
「Five-Five-Five」
*81年オール・ギターインスト。ザッパのギターテクが存分に味わえる。

[CD]「Civilization Phaze III」より
「Put A Motor In Yourself」
*94年(すなわち没後)発売。オリジナル作品としては遺作。すべて打ち込み。

[CD]「Yellow Shark」より
「Intro~Dog Breath Variation~Uncle Meat」
「G-spot Tornade」途中まで。
*ザッパの作品を現代音楽アンサンブルのためにアレンジした作品集。

[LD]「Does Humor Belong in Music?」より
「Tinsel Town Rebellion」「Keep it Greesey」
*84年のツアー。

最後にザッパの弟子、スティーヴ・ヴァイの作品
[CD]「Arian Love Secrets」より「Ya-Yo-Gaak」
*ヴァイの息子(赤ちゃん)の声のサンプリングを活用して作った作品。
*この愛とユーモア、テクニックの融合こそザッパ・スピリットの神髄でしょう。

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2005.01.19

平成16年度第12回授業(1/17)

最近更新が滞っているので、今週の授業内容を紹介してみます。
といってもソフトを列挙するだけですが。

[CD]オムニバス盤「Boycott Rhythm Machine」より
Date Course Pentagon Royal Garden「構造 1 1/2」
南博トリオ「Praise Song」
*ごく最近発売されたもの。いずれも過去に紹介したアーチストです。

以下は「現代音楽」(定義は曖昧ですが)を中心に。

[CD]木ノ脇道元「不在の花」より
「Star Child~Junk Food」「Vermont Counterpoint」(スティーヴ・ライヒ作曲)
*後者はいわゆるミニマル・ミュージック。

[CD]スティーヴ・ライヒ(演奏:パット・メセニー)「Electric Counterpoint」
*ライヒがメセニーのために書いた作品。3楽章から成る。
*16トラックをすべてメセニーが演奏(すなわち多重録音)。

[CD]青木美咲(fl)&柴田杏里(g)「Brighty Shadow」より
「デジタル・バード組曲 第1楽章」(吉松隆作曲)
*プログレ感覚の現代音楽作品。

[CD]鈴木大介(g)&古部賢一(oboe)「Daydream」より
「Pe De Moleque」(マシャド作曲)
*クラシック奏者のために書かれたブラジル音楽。
*フルート&ギター作品のフルートパートをオーボエで演奏。

[CD]鈴木大介「どですかでん」よりタイトル曲
*渡辺香津美とのDUO。鈴木大介はクラシック奏者だがアドリブもやっている。

[DVD]バレンボイム指揮・ベルリンフィル「ヴァルトビューネ1998」より
「アランフェス協奏曲」(ロドリーゴ作曲)
「バレエ組曲エスタンシアより"マランボ"」(ヒナステラ作曲)
*「現代音楽」といえるかどうか微妙だがいずれも20世紀後半の作品。
*いずれも民族音楽的な要素(前者はフラメンコ、後者は南米音楽のリズムなど)を取り入れた作品。
*ギターのジョン・ウィリアムスは世界最高峰のクラシックギタリスト。同名の作曲家(スターウォーズ等映画音楽で有名)とはもちろん別人です。

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2005.01.04

ライブ・公演情報(青年団、会田桃子、喜多直毅、三好功郎、小沼ようすけ、鬼怒無月他)

1月の情報です。

~1月10日
青年団『S高原から』@こまばアゴラ劇場
*注目の青年団本公演。チケット引換券使用可。

1月5日
■マイクスターンバンド@モーションブルーヨコハマ

1月6日
■マイクスターンバンド@モーションブルーヨコハマ

1月7日
■さがゆき(vo)/宮野弘紀(gt)/佐藤芳明(acc)/林正樹(pf)/喜多直毅(vln)@大塚グレコ

1月8日
■斉藤ネコ(vln)/太田恵資(vln)/喜多直毅(vln)@下北沢LadyJane

1月9日
■三好功郎(g), 小沼ようすけ(g)他@新宿ピットイン

1月10日
■HEALNIIGATA@ZEPP東京、渋谷AX、横浜BLITZ
■会田桃子タンゴ楽団@江古田バディ
■松原正樹(g)、岩見和彦(g)他@六本木STB139

1月12日
■喜多直毅(vln)/翠川敬基(vc)/佐藤芳明(acc) @大泉学園inF

1月14日
■大萩康司(g)@三鷹芸術文化センター (当日券の有無は不明)

1月15日
■福田進一(g)@要町GGサロン(前売り券は完売)

1月19日
■大倉正之助(大鼓)/鬼怒無月(gt)/喜多直毅(vln) @六本木STB139

1月19日~23日
■大友良英 NEW JAZZ FESTIVAL@新宿ピットイン
*共演者は日によって異なるのでピットインのサイトで確認を。

1月20日
常味裕司(oud)&和田啓(per)@船橋市民文化創造館(詳細はこちら
*アラブ民族楽器ウードの国内第一人者、常味さんが出演する無料コンサート。市川から近いぞ。

1月21日
■田中邦和(sax)&富樫春生(pf)@モーションブルーヨコハマ
*Sembello田中邦和スペシャル3DAYS1日目。

1月22日
■田中邦和(sax)&森下滋(pf)@モーションブルーヨコハマ
*Sembello田中邦和スペシャル3DAYS2日目。ゲスト:ハシケン(vo)

1月22日[土]~27日[木]
■燐光群「屋根裏」@梅ヶ丘BOX
*読売文学賞(→受賞時のインタビュー記事)、紀伊国屋演劇賞などを受賞した傑作の再演。

1月23日
■おしゃれジプシィ@青山CAY
*喜多直毅(vln)参加のアコースティック・プログレバンド。
■田中邦和(sax)&田中信正(pf)@モーションブルーヨコハマ
*Sembello田中邦和スペシャル3DAYS3日目。

1月24日
■小沼ようすけ(g), 松木隆志(g), 仙道さおり(per)@六本木アルフィー

1月27日
■Coil@江古田Buddy
■LOSALIOS@恵比寿リキッドルーム

1月29日
■沖仁(g)+大儀見元(per)@渋谷OBI

1月31日
■リメンバーシャクティ@初台オペラシティ

2月1日
常味裕司(ウード)&喜多直毅(vln)@東京医科歯科大学
*16:30~湯島キャンパスにて(予定)。詳細は後日あらためて。

以下覚書

2月2日・3日まぼろしの世界フェスティバル@吉祥寺StarPine'sCafe
2月9日岡部洋一perc、林正樹p、鬼怒無月g@大塚グレコ
2月11日ROVO@恵比寿リキッドルーム
2月11日COIL@初台DOORS
2月13日Yochk'o Seffer, Francois Cohen+是巨人(鬼怒無月g、ナスノミツルb、吉田達也ds)@吉祥寺マンダラ2
2月16日イョラン・セルシェル(g)@トッパンホール
2月16日 三好功郎(Gu) 小野塚晃(P)井上陽介(B)鶴谷智生(Ds)@高円寺ジロキチ
2月19日VINCENT ATMICUS他@渋谷クラブクアトロ
2月20日・21日ウェイン・クランツ(g)トリオ@舞浜クラブイクスピアリ
3月3日PERE-FURU+eEYO、eEYO IDIOT@吉祥寺マンダラ2
3月4日金庸太@要町GGサロン
4月5日デューシャン・ボグダノビッチ@台東区ミレニアムホール
4月7日デューシャン・ボグダノビッチ他@六本木STB139
4月8日(fri)、9日(sat)、10日(sun) ローザス@さいたま芸術劇場
4月24日ぺぺ・ロメロ(g)@初台オペラシティ

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