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2005.01.27

今月の喜多直毅(共演者:さがゆき、宮野弘紀、佐藤芳明、斉藤ネコ、太田恵資、鬼怒無月、大倉正之助、小沼ようすけ他)

今年に入ってから聴いた印象深いライブについて書こうと思ったのだが、やはり喜多さんなのである。でもってタイトルにはなるべくミュージシャンの名前をたくさん入れたいのでカッコ書きで入れようとしたが・・・

多すぎる!けっこうとんでもない月だったなあ。
一応全部並べてみます(さすがに全部聴けたわけではない)。

7日グレコ:さがゆき(vo)/宮野弘紀(gt)/佐藤芳明(acc)/林正樹(pf)
8日レディジェーン:斉藤ネコ(vln)/太田恵資(vln)
12日inF:翠川敬基(vc)/佐藤芳明(acc)
19日STB139:大倉正之助(大鼓)/鬼怒無月(gt)
21日音や金時:吉野弘志(bass)/翁長巳酉(per)/今井龍一(oud)
23日CAY:佐藤圭一(oud)/伊藤アツ志(per)/守屋拓之(bass)
以上スケジュール表から。加えて
24日アルフィー:小沼ようすけ(gt)トリオ(w/鳥越啓介(bass)/仙道さおり(per))に飛び入り。

さて一人だけ2回出てきます、誰でしょう?
ってクイズ出したくなるな。
(正解は佐藤芳明さん)

7日からしてツワモノ揃いの豪華メンバーだったが、翌8日もヴァイオリン3本によるセッションというめったに実現しない企画。ネコさん&太田さんがシリーズでやっているデュオセッションに喜多さんがゲストとして参加したものだが、火花を散らしながらもお互いを尊重する姿勢が伝わってきて、不思議な感覚の熱演だった。特にネコさんがこれほど弾きまくるのは珍しいようだ。

白眉は初見で合わせたネコさんのオリジナル。喜多さんが即興で長いイントロを弾いていると、横で太田さんが「ここは譜面に書いてありません」と解説して笑いを誘う。どこから「譜面」になったのかわからないくらいスムーズに繋がったのが見事。こうなると太田さんもネコさんも燃えないわけにはいかないのだろう。

19日は、昨年船橋きららホールの企画で行ったセッションの再演だったが、前回と同じくすべて即興。スウィートベイジル139でフリーインプロヴィゼイションとは!

(スウィートベイジルとしては)お客さん少な目で残念だったが、演奏はまたしても白熱し来場者は皆熱心に拍手を送っていた。大鼓(おおつづみ)って烈しく叩きまくるわけじゃないのに絶妙なテンションを生むから面白い。鬼怒さんもディレイループを効果的に活用して縦横無尽の演奏。

23日は「おしゃれジプシィ」のライブで、一転してキメの多い変拍子の複雑な楽曲を。

さて24日の飛び入りは、種を明かせば僕が仕掛けたものである。といっても喜多さんを小沼さんに紹介しただけだが。軽いスタンダードでもやってもらえればと思ったのだけど、いきなり小沼さんの最新アルバムから「The Windjammer」を演奏(注:当初「オリジナル」と書いたのは勘違いでした)。喜多さんにとっては初見である。7日もそうだったが、おそるべき適応力だ。アドリブソロもガンガン弾くし、最後のキメもバッチリ。ノリのいいファンクチューンだったけどヴァイオリンが意外とハマっている。

その後「スペイン」、アンコールで「オレオ」と、結局(飛び入りなのに)全部で3曲も共演。「ウロ覚えだった」という喜多さんはテーマで多少危なっかしいところもあったがその分ソロで盛り返す。小沼さんも煽られるようにテンションが上がっていった感じ。オーナーも大喜びで終演後は早速出演オファーがあったようだ。

この日、松木隆志君がNY大雪により帰国できず不参加となったのは非常に残念だったが、代役の鳥越さんも若手ナンバー1の呼び声高いベーシスト。すでに小沼さんとの共演経験も豊富で、まったく問題無かった。

加えてパーカッションの仙道さおりさんが期待以上だった。

この人の演奏はまず、「組合せ」が非常に多彩である。椅子兼用のカホン、ラテンパーカッション、スネア、シンバル類を設置した上に小物がたくさん出てくる。叩く方もスティック、ブラシ、マレット、素手といろいろ。それらを瞬時に切り替え、しかも奇を衒ったようなところはまったくなくて、曲にすんなり溶け込むのだから驚いてしまう。「次は何が出てくるのだろう」とワクワクしてしまうほどで、単純に観ていて面白い。はっきり言って相当美形なんだけど、演奏中はつい手に目が行ってしまうのだ。残念!って違うか。「女性らしからぬ」という表現が適切なのかどうかわからないけど、パワーもすごい。パワーって腕力で生み出すものじゃなくて、しなやかさとダイナミクスなんだなあ、とつくづく思った。

新年早々、中身の濃いライブが続いたものだなあ。

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Comments

TBをありがとうございます。
8日のLady Janeは素晴らしい演奏でしたね。
去年12月に翠川さんに喜多さんは良いよと言われて、Lady Janeに行きましたが、翠川さんと本当に競演しているんですね。
InFもお好きですか?あそこは、お酒が美味しくて、飲みすぎます。

Posted by: maida01 | 2005.02.09 at 11:11 PM

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