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2005.03.09

いくら学生だからって文化的冒険を楽しむのに2000円くらいケチるなよな

今月はなぜか、安い公演の情報が多いです。サイフの中身とにらめっこしながらライブに行くかどうか悩んでいた学生時代を思い出してお金にこだわった話を。2000円以下で楽しめる公演に特にスポットを当てて紹介。

まず演劇から。
もちろん駒場アゴラ劇場の(とりあえず3月いっぱいの)すべての公演。医科歯科関係者なら支援会員のチケット引換券を使えば格安です(詳しくはこちらを)。予約は原則として前日までですが、僕は駒場に住んでいるので、引換券の受け渡しは当日でも可能かもしれません。Eメールはすべてケータイに転送していますので、思い立ったらとりあえず連絡してください。

五反田団が昨日から始まってます。これはたぶん相当面白いはずです。そして17日からいよいよ青年団の新作。

演劇はもうひとつ。風琴工房の「機会と音楽」が今日9日から下北沢スズナリにて。学生券2000円だそうです(ただし枚数限定)。演劇情報サイトfringeでチラシが絶賛されていましたが、内容も面白そうです。あとこの劇団は、小劇場系では珍しく音楽にこだわっていて、公演ごとにオリジナルを作るようですね。今回はタイトルにズバリ「音楽」が入っているので、どうなっているか楽しみです。

【追記】初台の新国立劇場では各公演に1500円の「Z席」が常設されてます。前売り・予約はなく当日券のみ。さすがに場所は悪いですが、人気公演では激しい争奪戦が繰り広げられるようです(ひたすら早く来て並ぶだけですが)。

次にクラシック。以下はEメールでいただいた案内です。

たった5人のオーケストラ アンサンブル音楽三昧2005~音楽三昧の火の鳥

ラフマニノフ 「前奏曲」
ラフマニノフ 「コレルリの主題による変奏曲」
ストラヴィンスキー 「火の鳥」1919年版
プロコフィエフ 「ピアノ・ソナタ 7番」(戦争ソナタ)

2005年3月13日(日)3:00pm 津田ホール 
全自由席 前売:\3000 当日:\3500
ペア券:\5,000(前売のみ/津田ホール・オフィスアルシュ・音楽三昧HP取扱い)
学生:\1500(前売・当日共)★チケットお申込みはこのメールに直接ご返信下さい。受付にお取り置きいたします。
(注:↓のアドレスに「徳永から聞いた」と添えて申し込んでください)
オフィスアルシュ Tel:03-3952-8788 concert@o-arches.com
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- アンサンブル音楽三昧 -
1984年結成、5人編成ユニット。チェンバロ・ガンバ・リコーダーなどの古楽器と
フルート・ヴァイオリン・チェロ・コントラバスなどのモダン楽器を駆使、ピアノ・
オーケストラ曲を室内楽作品として蘇らせる。編曲はメンバーの田崎瑞博。これまで
に約20種のプログラムを制作、5枚のCDをリリース。2002年アメリカ・ダートマス大
学より招聘される(国際交流基金助成)。2003年より3年連続で津田ホールとの共催公
演。

田中潤一 フルート、リコーダー
川原千真 ヴァイオリン、ヴィオラ
田崎瑞博  チェロ、ヴィオラ
蓮池仁 コントラバス
加久間朋子 チェンバロ、ハープ

それから19日の鈴木大介「ギター・エラボレーション」@白寿ホールは、なんと小ホールなのに座席種別があって、最後部(音響的にはまったく問題なし)は2000円です。このシリーズについては過去の記事を参照のこと(後で感想書くつもりで挫折してますが良かったです)。今回もいい曲、珍しい曲がたくさん聴けそうです。ゲストが入っても料金は同じなので、いっそうお得感高し。

27日のアンサンブルノマドも学割2000円ですね。今回特にプログラムが興味深い(かつ難解ではない)のでお薦めです。

【追記】白寿ホールの「リクライニング・コンサート」シリーズも2000円ですね。しかもユニークなプログラムが多い。

続いてsax鈴木広志さんのサイトより:

2005. 3.31 (木) 怒涛のバリトンサックスのみのアンサンブル東京中低域LIVE 開場 18:30/開演 19:00 場所:大久保「ISHIMORI」イベントスペース 料金:予約…2000円 当日…2500円 (但、高校生まで学割。当日料金も2000円です) 出演者:水谷紹(bs,vo)、吉田隆一(bs)、後関好弘(bs)、松本健一(bs)、鬼頭哲(bs)、     田中邦和(bs)、川口義之(bs)、鈴木広志(bs)、小田島亨(bs)、柴野曜(bs)

ご予約・お問い合わせ先:
株式会社石森管楽器
〒169-0073 東京都新宿区百人町1-20-23
Tel…03-3360-4970 Fax…03-3360-4590
email…info@ishimori-co.com

ジャズ系ではなんといっても新宿ピットインの「昼の部」があります。平日なら1ドリンク付き1300円。僕が学生の頃は500円の「朝の部」というのもあって、現在一線で活躍している当時の若手実力者が出演していたのです。今でも大ファンの三好功郎さん(g)や外山明さん(ds)の演奏を初めて聴いたのもこの「朝の部」でした。つまり今出演している若手も10年後、20年後には・・・。当然チャージバックのギャラも"格安"なので、お金と関係なくやりたいことをやる、という感じでしょうね。まあ別に「朝・昼の部」でなくても、小さなライブハウスでの演奏はそういう面があるでしょうけど。たまに「え、この人が平日昼の部に?」と思うこともあります。学生のみなさんは春休みなのでぜひチェックしましょう。

他にも、以前授業でお世話になったお茶の水NARUは金曜日にコーヒー付き1000円の「昼の部」がありましたが現在はやっていないのかWebに載せてないだけなのか?誰か知ってたら教えてください。

ライブハウスの一般営業でチャージ1000~2000円ということもあるけど、これは別途オーダーが必須。でないとさすがに営業が成り立ちませんからね。でも新宿TOPS BAR2(ミュージックチャージ無し・テーブルチャージとして1000円)や吉祥寺サムタイム(1500円の日が多い)なら1ドリンクのみオーダーして1ステージ(約40分)聴くのは可能かな。これなら2000円前後。他にモーションブルーヨコハマが去年からときどきノーチャージの日を設けています。度胸があれば1ドリンクである程度粘るのも可能だろうけど、個人的にはやはり1ステージ2オーダー(1ドリンク1フードとか)は必須かな、と思います。オーダーが少ないとお店は赤字になってしまうわけで、「損するからやーめた」ってことになったら元も子もないですからね。第一、せっかくいい雰囲気で音楽を聴けるのだから、最大限楽しまないともったいない。

たまたま14日に吉祥寺アリムタ食堂で喜多直毅さんらのライブがノーチャージでありますが、ここは元々タイ料理のレストラン。勧めた以上、責任があると思うので断っておくと、前回のライブではライブ目当てでない団体のお客さんがかなり騒がしく、音楽を楽しむ環境としては厳しいものがありました。つまりミュージック・チャージには「音楽を楽しむ権利を買う」ような面もあって、この手のお店でノーチャージの場合は、ある程度は覚悟しないといけない。一応お店の方に苦情は申し入れておいたので、今回はなんらかの対策をしてもらえるとは思いますが。あまりひどい環境だと、誰よりミュージシャンが嫌な思いをするはずです。僕はミュージシャンに対する敬意が感じられない店には、どんなに他の条件が良くても、絶対に行きたくありません。


「売れない」「客が入らない」理由として値段の高さが問題になることは多いのだけど、現実問題として、安いから即「売れる」「客が入る」ということにはならない。「安かろう悪かろう」が売れないのは仕方ないとして、大半の人はそもそも「安くてよいもの」を探す努力などしない。だからこうして、ささやかながら「知らせる」努力をしているわけだけど、「消費者」の意識も変わらないとダメなんですよ。両方の立場を知る者としての実感です。

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