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2005.10.10

体育の日に恵比寿でパフォーミングアーツを堪能しまくった記録(ROSAS展、ほうほう堂、サイゲンジsaigenji+マツモニカ、ショーロクラブ)

【追記1】REAL TOKYOに連載されている編集長小崎哲哉氏のコラムで「恋よりどきどき」と「ROSAS XVV」とについて触れられています。前者についてはかなり辛口のコメント。

【追記2】10/29~11/4に渋谷ユーロスペースでローザスの映像作品がいくつか上映されます。コンテンポラリーダンスに興味がある人は必見。くわしくはユーロスペースのサイトで。作品紹介はこちら(見づらい!なんとかして欲しい!)。フレーム内の解説ページへのリンクはこちら。[さらに追記]以前書いたROSAS映像作品に関する記事はこちら


あえて日記風に淡々と。

14時に恵比寿駅東口に集合してガーデンプレイスへ。学生5名(留学生を含む)+学生の友人1名+徳永。内訳は男性4名、女性3名。日本人5名、ブルネイ人1名、フランス人1名。東京都写真美術館にて「恋よりどきどき」と「ROSAS XXV」のセット券を各自購入。

■まずはB1階の「ROSAS XXV」へ。内容は以下の4点。

(1)ヘルマン・ソルジェルーシュの写真
過去の公演等の写真。以前から公演チラシ・パンフレット等で使われており見覚えのあるものも多い。

(2)「Violin Phase/Top Shot」(映像インすタレーション)
ROSASの主宰者・振付家のアンヌ・テレサ・ドゥ・ケースマイケルのソロ作品「ヴァイオリン・フェーズ」を真上から撮影した映像を、実際のステージと同じように真っ白な砂を敷き詰めた"スクリーン"の上に映写。スティーヴ・ライヒのミニマル・ミュージックに合わせて砂の上に幾何学的な模様が刻まれていく様が美しい。

(3)ヴォキャブラリウム(映像インスタレーション)
ROSASの過去の作品で用いられたいろいろな動きのパーツを羅列。先に作品を見ていると「あ、あの作品の」とわかるので面白いのだけど。

(4)「池田扶美代のモノローグ」(映像作品)
ROSASに初期から在籍する日本人ダンサー、池田扶美代によるフランス語の独白。フランス語がわからんとダメじゃん・・・と思ったらフランス人いるじゃんラッキー!ということで英語に訳して説明してもらいました。でもなんか哲学的な内容。

全体として、予備知識、というか過去にROSASの公演を観ていないとなかなかピンと来ない内容でしょうね。せめて授業で市販DVDを鑑賞する時間的余裕があればよかったけど。僕自身は非常に楽しめました。

■15時からダンスユニット「ほうほう堂」のパフォーマンスが始まるというので1Fに移動。ほうほう堂は身長約155cmの女性二人組。かわいらしくてコミカルな動きを交えつつ、(たぶん)即興的に展開。階段で2Fの「恋よりどきどき」展示スペースへ移動。観客はゾロゾロと後に付いて行く。誰に指図されるでもなしに。ハメルーンの笛吹き状態。ビデオが回ってたから、きっと我々観客も含めて「作品」の一部になっちゃうんだなあ。最後は音楽に合わせてステージ上でカチっと踊る。見事な展開でした。

■そのまま「恋よりどきどき」鑑賞。日本の3つの若手カンパニー、コンドルズ、ニブロール、珍しいきのこ舞踊団による作品展示。最近主宰者の近藤良平さんが「情熱大陸」で取り上げられたりNHKの子供向け番組でも活躍してたりするコンドルズはもっとも大きなスペースを使って多角的な展示。ニブロールは美しくてちょっとトリップしてしまいそうなCG作品。これとダンスが組み合わさるとどうなるのか?と興味津々。珍しいきのこ~は小道具中心の展示でちょっと地味だったかな。

■センター広場へ移動して16時よりサイゲンジのライブ。小雨がちらついていたけど屋根はあるので予定通り屋外で決行。サポートは福和誠司(per)、小泉克人(b)、ゲストにマツモニカ(クロマチック・ハーモニカ)。新譜の曲が中心と言いつつ、「イパネマの娘」「Close to you」などお馴染みのカバーなども。特にイパネマのアレンジはかっこいいなあ。CDでは打ち込み使ってたかな?ドラムがブレイクビーツ風でクラブミュージック的なアプローチ。いつもの口パーカッション炸裂。テンポ・チェンジによるメリハリ、ソロ回しやソロから歌に戻るタイミングなども絶妙。当然最初からノリは良かったけど徐々にテンションが上がっていって終盤はものすごい盛り上がり。

■サイゲンジはアンコールも含め1時間以上熱演。終演は軽く17時を回っている。ステージを降りたサイゲンジさんはファンに囲まれちゃってサイン会状態。いい人だ。軽く御挨拶してグラススクエアへ移動。一部学生は離脱、1名新たに合流。

■18時よりショーロクラブのライブ。メンバーは笹子重治(g)、秋岡欧(バンドリン)、沢田譲治(b)。ここは周りでいろんなお店が営業しているためPAは制約を受けるらしい(以前別のライブでスタッフの方に伺った話)。音は万全とは言いがたかったけど、ショーロクラブはさすがの演奏でフロア一杯の聴衆を引き込む。バンドリンの音色が優しく響き、ベースとギターが生み出すグルーヴが心地良い。

■ショーロクラブも終わって、みんなで飯でも食って帰ろうか、と思いつつサイゲンジさんが会場におられたのであらためて学生を連れて御挨拶。なんと「もう2・3曲演奏しますから良かったらどうぞ」だって。とんだサプライズが用意されていた。サイゲンジさんがまず2曲ギターソロ、さらにマツモニカさんが加わってデュオで数曲。アルゼンチンのフォルクローレにハーモニカの音色がよく似合う。ウーゴ・ディアスの世界だね(その辺少しは聴いてるぞ、ということで知ったかぶり)。大好きなジスモンチの「水とワイン」をやってくれたのはまったくの予想外。こんな曲までレパートリーにしてたなんて。終演後にお話を伺ったら「普段やらない曲をやれてよかった」とのこと。すごいラッキー!すぐに帰らなくて良かった。

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Comments

徳永様

私のblogへのコメントとトラックバック、ありがとうございます。

こちらにもしばしばお邪魔して、鋭くも暖かいコメントに唸らされております。

先日、プラッサオンゼでのko-ko-yaのライヴのときに、Saigenjiとお話しされていた方が徳永さんだったことを後から知りました。
今度あらためてご挨拶させていただきたく思います。

これからもよろしくお願いいたします。

Posted by: | 2005.10.12 at 10:15 PM

恐縮です。私の方はさすがに中原さんのお顔は存じており御挨拶しなければ、と思っていましたが「やべ、今日名刺持ってない」などと考えて弱気になってました。次の機会には是非。

Posted by: tokunaga | 2005.10.13 at 10:53 AM

TBありがとうございます。
またお邪魔させていただきます。

Posted by: すず | 2005.10.13 at 01:25 PM

TB&コメントありがとうございます。ご挨拶が遅れましたが、こちらからもTBさせていただきました。
TBは2度目になりますね。またどこかでご一緒するかもしれませんですね。
またお邪魔させていただきます。

Posted by: manimani | 2005.10.13 at 06:03 PM

トラックバックありがとうございました。
とても興味深い記事が多いので、
これからも拝見させて頂きます!

Posted by: luxa | 2005.10.14 at 03:24 AM

トラックバックありがとうございます。
初めておじゃましました。

何故、パフォーミングアーツ入門を医科歯科大学やっているのか・・という疑問を抱きつつ読ませて頂きました。
そういえば、先日来院(整体院をやってます)されたダンサーが、某大学第二文学部の授業で、ダンスの舞台をつくる集中授業をやったと聞いたことを思い出しました。
(ダンス・照明・音響・装置・運営他全てだそうです。)
これからも楽しみに拝見させて頂きます。

Posted by: てあて・あら木 | 2005.10.14 at 10:54 AM

とても楽しかったです ありがとうございました!
私が帰った後も素敵なことがたくさんあったんですね。。。 あぁっ 残念!!!

Posted by: kotani | 2005.10.15 at 12:34 PM

みなさまにまとめて。
すずさん、manimaniさん、luxaさん、今後ともよろしくお願いします。こちらからも注目させていただきます。

てあて・あら木さん、
「 なぜ医科歯科で?」とのことですが、僕の所属は教養部なので、ある意味「なんでもあり」なのです。ここは強調しておきたいところですが、我が東京医科歯科大学は全国で唯一、「教養部」を部局として残した国立大学法人です(東大は専門課程も含む「教養学部」なのでちょっと性質が違います)。独立した「教養部」でなければ、一般教養科目におけるこのような授業の実現はなかなか難しかっただろうと思います。元々専門家がいれば別ですが、新たに専門家を雇うのはさらに難しいですからね。

kotani君、コメントありがとう!また参加してねー

Posted by: tokunaga | 2005.10.16 at 12:56 AM

医科歯科でパフォーミングアーツって不思議だと思われるかもしれないけど、
やはりヒトに関わる職に将来つく方も多いし、芸術にふれて感受性を豊かにすることって大事に思います。感性を磨くというのでしょうか。。
なんだかんだいいつつ ただ楽しんでいるだけですが。。。
学祭のJazzコンサート素敵でしたー!!
飛び入り、入れ替わりでセッションだなんてJazzならではでしょうか ああいう雰囲気っていいですね

Posted by: kotani | 2005.10.16 at 08:13 AM

kotani君、フォローありがとねー
学園祭は翌日も盛り上がって、我がJAZZ研(徳永は顧問)は後夜祭にて非営利団体の最優秀賞をいただきました!

Posted by: tokunaga | 2005.10.19 at 09:27 PM

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Tracked on 2005.10.13 at 07:55 AM

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Tracked on 2005.11.02 at 05:40 PM

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