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2006.01.30

平成17年度「現代パフォーミングアーツ入門」第13回(1月30日)~日本のロック&ポップス

17年度第13回1/30

[DVD]Polaris「Live at 日比谷野外音楽堂 2004/9/25」より「Slow Motion」(3限のみ)
*この授業で紹介するものの多くは徳永が自分で探して購入したものですが、これは歯学科2年生T君からの借り物。
*シンプルなアルペジオの繰り返しからドラムが入ってくるところがいいですね。ドラムの坂田学は坂田明の息子(ただし現在は脱退)。

[DVD]佐野元春「Visitors 20th Aniversary Edition」ボーナスDVDより「Come Shining」
*84年発売の問題作「Vsitors」発売後のツアーより。
*ビジュアル面はともかく、音楽的には今聴いても十分かっこいいんじゃないでしょうか。

[DVD]YMO「Visual YMO: the Best」より「BEHAIND THE MASK」「COSMIC SURFIN」
*デビュー間もない79年、LAでのライブ。
*サポートメンバーに渡辺香津美と矢野顕子。みんな若い!

以下、海外で評価の高いバンドが続きます。

[CD]ブンブンサテライツ「UMBRA」より「SLOUGHIN' BLUE」(3限のみ)
*2001年のアルバムより。この辺が一番好きだな。

[DVD]映画「APPLESEED」オリジナルサウンドトラックComplete Editionよりブンブンサテライツ「DIVE FOR YOU」ビデオクリップ

[CD]バッファロードーター「シャイキック」より「Cyclic」(3限のみ)
[CD]バッファロードーター「I」より「Volcanic Girl」(5限のみ)

[CD]CIBO MATTO(チボ・マット)「Stereo Type A」より「Working for Vacation」、「King of Silence」(5限のみ)
*99年発売の2ndアルバム。徳永はちょうどアルバム発売後の北米ツアーのときカナダに在住しておりライブを見ることができました。

[DVDコーネリアス「FIVE POINT ONE」より「SMOKE」、「DROP」(5限のみ)
*2001年発売のCD「POINT」の楽曲によるビデオクリップ集。
*歌詞は日本語中心。SMOKEも「スモーク」とカタカナ発音している。

以下は雑多に。

[DVD]宇多田ヒカル「traveling」DVDシングル
*説明不要のヒット曲ですね。このPVは数ある宇多田ヒカルのPVの中でも最高傑作でしょう。そもそも日本のPVで、これよりお金と手間のかかってるものってあるんでしょうか?

[DVD]Polaris「Live at 日比谷野外音楽堂 2004/9/25」より「瞬間」(5限のみ)

[DVD]吉田美奈子「Stablenotes Vision2」より「TOWN」(3限のみ)
*70年代から活躍するシンガーソングライター。2003年発売のライブDVD。

[CDR]喜多直毅(vln)「兄と妹」(3限のみ)
*春に発売予定の喜多直毅3rdアルバムより。なかなかいい感じに仕上がったんじゃないでしょうか。
*作曲喜多直毅。ギター:伊藤芳輝、アコーディオン:佐藤芳明、パーカッション:クリストファー・ハーディ。

[DVD]LOSALIOS「Aurora Madturn」より「REPO MAN」
*元ブランキージェットシティのドラマー中村達也率いるインストロックバンド。

[CDR]喜多直毅(vln)「Null Set」(5限のみ)
*同じく新譜より。作曲&ギターは鬼怒無月。仮タイトル「かわいい曲」。

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2006.01.28

完璧なバランスのサックス井上淑彦&アコーデオン佐藤芳明DUOを至近距離で聴く贅沢

小岩COCHIよりケータイにて。
続く060128_2226.jpg

続き。
アコーディオンとサックス。珍しい組合せ、というかそもそも「ジャズ・アコーディオン奏者」と言える活動をしているのは日本で佐藤さんくらいか。いやもちろん他にもいるだろうけど、森山威男(sax)や音川英二(sax)、そしてこの日の井上淑彦さんといった第一線のプレイヤー達と頻繁に共演している人は他には知らない。

江戸川区に引っ越して、COCHIが自宅からもっとも近いジャズ系ライブハウスとなった。10数席ほどの小さな店だが、マスターのこだわりを感じさせる充実のラインナップ。この店でしか聴けない組合せのセッションも多い、というい意味では大泉学園inFにも似ている。

料理がなかなかおいしいのもinFに通じる。ビールがハートランドなのも嬉しい。料理&酒と音楽の質には有意な相関があるといつか証明したい。ほら、やたら豪華に見えるけど、高い値段の割には味はさほどでもないし量も少ないなあ、と満たされない気分になることが多い都心の店とかあるでしょ?

体調不良によりかなり遅れて行ったのだけど、真正面の席がたまたま一つ空いていたのでそこに。至近距離にサックスとアコーディオン。どちらの音も、とてもよく聞こえた。そりゃ近いんだから当たり前でしょ、と思われるかもしれないけど、意外とそうでもない。物理的に聞こえていてもバランスが悪ければ、人間の耳は複数の楽器の音を同時には知覚しづらい。意識して両方の音を聴けば別だけど、楽しみで聴いてるんだから、そんな風に気を使うのはなんかイヤじゃん。

だから普通はPAを使うか、一方の奏者が抑え目に弾いてバランスをコントロールする。ところがサックスとアコーディオンという組合せだと、そういった配慮がほぼ不要。これは新しい発見だった。ピアノとサックスだったらこうはいかない。サックスだって音の小さな楽器ではないけど、ピアノというのは大ホールでソロリサイタルができるほどパワーがあるのだから、思いっきり弾いたらサックスを殺してしまう。アコーディオンだとそんな心配がないのだ。

普段クラシックの生演奏(当然生音)はよく聴いているくせに、ジャズはアンプやPAを使うもの、という意識がある。不覚にも、いまさらながら「生音の良さ」を再認識してしまった。アコーディオンとサックスという組合せ自体が貴重であるが故に、多くのジャズファンはまだ、この快感を知らないのだ。

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2006.01.23

平成17年度「現代パフォーミングアーツ入門」第12回(1月23日)~渋さ知らズとロック(洋楽編)

17年度第11回1/23

以下は21日、新宿厚生年金会館のライブが良かったので終演後に購入。

[DVD]渋さ知らズ「ALLD OF SHIBUSA」より「オープニング~ナーダム」「Europe Tour 2005」
*2004年渋谷O-Eastでのライブ。


続いてロック(洋楽編)。まずは古典。

[DVD]Jimi Hendrix「Live at Woodstock」より「Fire」(3限のみ)、「Voodoo Chile」(5限のみ)、「Star Spangled Banner」「Pruple Haze」

[DVD]Led Zeppelin「Madison Squqre Garden 1973」より「Black Dog」
[DVD]Led Zeppelin「Knebworth 1979」より「Whole Lotta Love」(5限のみ)

[DVD]The Rolling Stones「Let's Spend The Night Together」より「Under My Thumb」
*1982年に劇場公開されたライブ映画。当時メンバーは40歳前後。

[DVD]The Rolling Stones「ブリッジズ・トゥ・バビロン・ツアー」より「Satisfaction」「Honky Tonk Women」(3限のみ)、「Jumpin Jack Flash」(5限のみ)
*97年のライブ。メンバーは50台。

以上、超メジャーなアーチストばかりですが、このあたりに「ロックのかっこよさ」は集約されているように思います。
以下は90年代以降に登場したバンドの中で、徳永が特にカッコイイと思うものです。

[CD]Screaming Headless Torsosの同名CDより「Vinie」
*95年発売のデビューアルバム(ただしその後ライブ盤が1枚出たのみで自然消滅?)

[DVD]Rage Against The Machine「The Goast of Tom Joad」「People of the Sun」
*初期のライブビデオ集。

[DVD]Rage Against The Machine「Battle of Mexico City」より 「Freedom」
*ボーカルのザックがメキシコ系ということで熱気のこもるメキシコシティでのライブ。ロックバンドには主張が必要だと思うのは私だけでしょうか(ストーンズなんかはやり続けること自体が主張という気がするけど)。

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2006.01.22

おめでとう新宿ピットイン40周年

21日、新宿厚生年金会館にて、新宿ピットイン 40周年記念【Shinjuku New Year Jazz Festival 2006】の1日目。

40周年かー。僕が初めて行ったのは20年前くらいです。

トップは渋さ知らズ。

宗修司さんのことをまた思い出してしまった。僕は残念ながら、宗さんが参加していた頃の渋さは観ていない。宗さんが生きていたら、このステージでドラムを叩いていたはずだよなあ。

キーボードの中島さちこ君が見えた。僕は10何年か前、中学生だった彼女に数学しか教えてないんだけど(だから彼女の数学オリンピック金メダル獲得にはたぶん0.1%ぐらい貢献してるんだけど)、なぜか彼女は東大数学科を卒業した後、ジャズの道へ。

宗さんはいなくても、同じように僕が大好きな内橋和久さん(g)や太田恵資さん(vln)、宗さんとよく共演していた勝井祐二さん(vln)らが同じステージの上にいる。不思議な縁を感じずにはいられない。

渋さのライブを見るのは3回目だけど、今回が一番良かった。1回目は窒息しそうなほどギュウギュウ詰めの新宿ピットイン。正直、こんな苦痛を強いられるぐらいならもう当分見なくていいや、と思ってしまった。音楽を楽しむって感じじゃなかったもんな。2回目に町田のホールで見たのはけっこう良かった。今じゃ人気あるんだし、やっぱスペースに余裕がないとなあ。

ただいずれにしても、渋さの持つ祝祭的な雰囲気や猥雑さというのが両刃の剣。すごく楽しいし魅力的だけど、暴走しすぎると、音楽がなおざりにされる印象があった。その点、今回はオープニングということもあり、羽目を外しにくい空気。これがかえってよかった。適度に抑制されて、統制の取れたパフォーマンス。

誤解を恐れずに言えば、大編成オーケストラによる集団即興として、それほど新鮮味のあることをやっているわけではないと思う。しかしだからといって価値が低いとは全然思わない。こういうバンドは極端な話、存在するだけでも意義があるのだ。ビジネス的には(平たく言えば一人当たりのギャラの額では)相当厳しいはずなんだけど、現在のようなハイレベルなメンバーが損得勘定抜きで参加し存続していることが素晴らしい。裏を返せば、その事実こそが、音楽性の高さを保ち続けている証明なのだ。

この後もすごいバンドが続々。

三好"3吉"功郎セッションはリズム隊に村上ポンタ秀一(ds)、仙波清彦(per)、井上陽介(b)、フロントに村田陽一(Tb)、原 朋直(Tp)を擁する超豪華版。予想通り、仙波さんが面白い。「変な音」をたくさん出すんだけどアンサンブルを壊さないのはさすが。NYから帰国していきなり引っ張りだこの井上さんも相変わらず凄い。このフェスティバルは2日間だけど、ざっと見たところ2日とも出演するのは井上さん(2日目は辛島文夫G)と渋さ&渋谷 毅 ORCHESTRAの津上研太さん(sax)だけかな。

梅津和時KIKI BANDの鬼怒無月さん(g)かっこよすぎ。しびれまくりでした。新ドラマーのジョー・トランプがまた、すげー迫力。さすがBSEも恐れず肉食いまくってるアメリカ人(問題発言か?)は基礎体力が違う。

その次に登場したペインキラーはアメリカ人ジョン・ゾーンがリーダーでドラマーが日本人の吉田達也という逆パターン。吉田達也さんはジョー・トランプとはまったくタイプが違うけど、これまた圧倒的なパワー&しなやかさ。

隣の大学生らしきグループの一人が「トランペット誰?」とか言っている。近藤等則さんを知らんのか!?時代が変わったもんだ・・・今だったら近藤さんの音楽はクラブ系の愛好者の方がチェックしてるかもね。

トリの前が大友良英ONJO。同じグループの若者が後ろを振り向いて(我々は2列目だった)満席に近い客席を眺め「ONJOのコンサートにこんなに人が集まるなんて感慨深いな」なんてことを言っている。

おじさんはそういうことを言う若者達の集団がいる時代になったこが感慨深いよ。10数年前、今は無き西麻布ロマニシェスカフェに恐る恐る足を踏み入れ、「場違いなところに来ちゃったかも」と思いつつライブを観たのが懐かしい。あの頃大友さんの音楽について語り合う同世代の仲間なんかほとんどいなかったよ。ネットもなかったしなー。

ついでに「ほー、君は大友さんのファンですか、ぼくは2日前に大友さんにインタビューしたんだけどね」と自慢しそうになったけど、なんとか思いとどまった。

トリは山下洋輔さん(p)、向井滋春さん(tb)、ヤヒロトモヒロさん(per)を中心とする室内楽団 八向山。このフェスティバル、なんとなく1日目が最先端の中堅、2日目が大御所という構成になってたんだけど、明らかに「大御所」の山下さんが1日目ってのがイカしてる。さすがの風格でした。

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2006.01.20

プレ・ヴァイオリン・サミット

19日、大泉学園インエフにて。
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左より太田恵資(vln)、喜多直毅(vln)、鬼怒無月(g)、壷井彰久(vln)。

春に某ライブハウスで開催予定のヴァイオリン・サミット前哨戦として、ヴァイオリン3本+ギターという編成でのセッション。いろんな組合せでやるのかと思ったら、今回はヴァイオリニスト3人が出ずっぱり。大半の曲は4人全員による演奏で、ヴァイオリン3本のみでやったのが2曲くらいかな。

ヴァイオリン3本でどんなサウンドになるか想像つくでしょうか。これが意外とハマるんですな。なにせ全員が凄腕かつ芸達者。たとえば二人がメロディをハモって一人が伴奏的なフレーズを弾いたり自由にオブリガートを入れたり。予想されたこととはいえ、ソロの掛け合いも壮絶。

春に予定されている本番では、さらに出演者が増える。もう一人のヴァイオリニストKさんも説得中とのこと。パーカッション、ベース、ピアノも候補者の名前が。うーん強力。

最近ヴァイオリン音楽って流行ってるのかも。複数のヴァイオリニストによる同様の企画もたびたび目にするけど、これはその中でも特に素晴らしいものになるのは間違いないですね。

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2006.01.16

平成17年度「現代パフォーミングアーツ入門」第11回(1月16日)~Yamandu Costaと日本のWorld Music

17年度第11回1/16
[DVD]Crossover Jam'05よりネイテイヴ・サン「サバンナ・ホットライン」
*同名アルバムのタイトル曲。本田竹広さん追悼。この曲が聴きたくて、コンサートに行きました(でも、やらなかった)。

次代を担うブラジルの天才ギタリストYamandu CostaのDVDがやっと手に入ったので、そこから何曲か。
[DVD]Yamandu Costa「Ao Vivo」より
「Sampa」(Caetano Veloso)・・・ギターソロ
「Chamamé」(Yamandu Costa)・・・ギター&アコーディオン
「Vou Deitar e Rolar」(Baden Powell / Paulo César Pinheiro)・・・トリオ(3限のみ)
「Disparada」(Theo de Barros / Geraldo Vandré) ・・・トリオ(5弦のみ)
*2005年12月発売(ブラジル盤)。カバー曲もアレンジ・即興によって解体されてとんでもないことに。


以下は日本の伝統音楽に基づく作品、すなわち海外から見た日本の「ワールドミュージック」。

[CD]坂田明「Fisherman's.com(フィッシャーマンズ・ドットコム)」より「貝殻節」(3限のみ)、「音戸の舟歌」(5限のみ)
*2001年発売。ビル・ラズウェル(b)プロデュース。坂田明はボーカル&sax。
*70年代マイルスグループを髣髴とさせるファンクサウンドに日本の漁師唄をのせるという単純明快な(だが画期的な)コンセプト。本物の元マイルスグループメンバー、ピート・コージー(g)も参加。

[CD]大工哲弘「ゆんた とぅ じらば」より「鷲(ばす)ゆんた」、「ZAZNZABURO」(3限のみ)、「まみどぅーま」(5限のみ)
*八重山民謡+前衛ジャズ。日本発ワールドミュージックの最高傑作。
*梅津和時さん(sax)のアレンジが絶妙。「鷲ゆんた」でのチェロ(故トム・コラ)の使い方、「まみどぅーま」でのアフリカ的ポリリズムなど聴きどころたくさん。

[CD-R]嘉川(よしかわ)忠博(vo)&山城正司(g)「Winter Garden」より「てぃんさぐぬ花」
*自主制作盤。嘉川君は奄美大島出身で徳永とは高校の同級生で偶然にも東京医科歯科大学医学部卒。山城さんは同歯学部卒。
*毎年紹介していますが、奄美民謡特有の歌唱法を取り入れた嘉川君のボーカルが素晴らしい(って自分の同級生をあからさまに誉めるのもナンですが、真面目な話、これを超える「てぃんさぐぬ花」にはいまだ出会えません)。

[CD-R]デュージャン・ボグダノビッチ(g), 小沼ようすけ(g)&喜多直毅(vln)による「てぃんさぐぬ花」
*2005年4月7日STB139でのライブ。デュージャンが「日本のfolk songをやってみたい」と言うので僕がこの曲をリクエストしました。
*前日のリハーサルで一回合わせただけで、ほぼぶっつけ本番。「静かなインタープレイ」の極致。終盤の見事な展開がなぜ打ち合わせ無しで可能なのか、常人には謎です。

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ライブ・公演情報(2006年1月下旬~2月初め)

1月14日(土)~ 25日(水)
■燐光群「スタッフ・ハプンズ@下北沢ザ・スズナリ  

1月16日
■『Pot Heads』佐藤芳明(acc)鳥越啓介(b)田中栄二(ds)@大泉学園inF
■喜多直毅(vln)今井龍一(oud)伊藤アツ志(perc)MIHO(Belly Dance)@赤坂ノベンバーイレブンス

1月17日
■燐光群「スタッフ・ハプンズ@下北沢ザ・スズナリのアフタートークゲストに松岡和子先生
*シェイクスピアの翻訳で有名な松岡先生ですが、元東京医科歯科大学教養部教授でもあり、徳永は1年間だけですが「同僚」でした。

1月18日
■三好“3吉”功郎Special Session@高円寺ジロキチ
*仙波清彦(Per), 井上陽介(B), 村田陽一(Tb) 他という豪華メンバー!

1月19日
■太田恵資vln、壺井彰久vln、喜多直毅vln、鬼怒無月g@大泉学園inF

1月21日
新宿ピットイン 40周年記念【Shinjuku New Year Jazz Festival 2006】@新宿厚生年金会館
*メンツすごすぎ。詳しくはリンク先を。チケット価格もそれなりですが、単独公演で4000~5000円取ってもおかしくないバンドが多数出ることを考えればコストパフォーマンスは最高。授業で紹介したミュージシャンも多数出演しますね。

1月22日
■今堀恒雄gソロ @下北沢レディジェーン
*待望のアコギソロ第2弾!

1月25日
■三好“三吉”功郎(g)佐藤芳明(acc)@大泉学園inF

1月27日
■Sax:井上淑彦 Pf:林正樹 Acc:佐藤芳明@桜木町ドルフィー

1月28日
■Sax:井上淑彦 Acc:佐藤芳明@小岩コチ

1月29日
東京中低域@渋谷・公園通りクラシックス
*とにかく楽しいバリトンサックスアンサンブル。
■新生KIKI BAND2006レコ発ツアー『KIKI再起動!Dowsing Tour2006』@新宿ピットイン
*出演:(梅津和時(sax),鬼怒無月(g),早川岳晴(b),ジョー・トランプ(ds))
*東京中低域は昼間なのでハシゴできるということが判明!

1月30日
■サム・ベネットds、内橋和久g、千野秀一syn@入谷なってるハウス

1月31日
■林栄一sax、内橋和久g、大熊亘cla、吉田達也ds@吉祥寺マンダラ2

2月1日
■有田純弘(banjo、g)太田惠資(vn)吉見征樹(tabla)@大泉学園inF
■POT HEADS(佐藤芳明acc, 鳥越啓介b, 田中栄二ds)@六本木アルフィー

2月2日
■井上淑彦(ts)佐藤芳明(acc)@大泉学園inF

2月2日・3日
名古屋で開催のイベントですが、ご案内いただきましたので特別に掲載します。料金格安ですのでお近くの方は是非!


内橋和久 音楽ワークショップ
2006.2/2(木)19:00-21:00 愛知県芸術劇場大リハーサル室(愛知芸術文化センター地下2階)
【料金:1500円】

即興演奏をとおして、リズム、身体、響きなど、とてもプリミティヴなところから音楽を再発見する体験ワークショップ。
演奏できる楽器を持って参加。高校生以上、プロ・アマ問わず。事前申込制。

「ワークショップって言ったって何も教えることなんかありません。皆さんが音楽を通じて、自分の中にあるまだ知らない自分を発見していくためのお手伝いができればと思っています。そして楽しい時間を過ごしましょう。」 内橋和久

内橋和久 トーク&ミニライブ 「音と身体」2006.2/3(金)19:00~20:20 愛知芸術文化センターアートスペースA
【料金:1000円】

内橋和久が、音と身体について、これまでの活動をふまえながら語る

2月3日
■喜多直毅(vln)黒田京子(pf)吉野弘志(bass)Christopher Hardy(perc)@大塚グレコ
■有田純弘(b)+クリス・シルバースタイン(b)@飯田橋 カフェ ラグタイム

2月6日
■向島ゆり子(vn、va)喜多直毅(vn)千野秀一(p)@大泉学園inF

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2006.01.13

本田竹広さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます

年間100本以上のライブに行くようになって久しいですが、その第一歩は15才の時に行ったネイティブサンのコンサートでした。


僕の極端な「ライブ主義」の理由の一つは、人はいつか死ぬから、という極めてシンプルなものである。

この授業を始めたここ数年も、毎年のように好きなミュージシャンが亡くなって、追悼の音楽をかけてきた。サックス奏者井上敬三さんが亡くなったときのショックは昨日のことように思い出せる。いつものように渋谷駅で朝刊を買って、代々木駅のホームで開き、訃報欄に井上さんの名前を見つけて膝から崩れ落ちた。しばらく動けなかった。

そしていつも思うのだ。もっとライブに行っておけば良かったと。チャンスはたくさんあったはずなのにバカかお前はと。

本田さんの死も突然で、なんと亡くなる前日も元気にライブをやっておられたというから、「もう一度聴きたかった」という悔いは残る。でも昨年10月のライブを見られたことは、冷静に考えればかなり幸運だった。

中高一貫校だったために中3だったか高1だったかよく思い出せないのだけど、某L学園(バレバレですな)で寮生活を送っていた15歳の頃、本田さん率いるネイティヴサンが鹿児島までツアーにやってきたのである。一度聴いたら忘れられない、「サバンナ・ホットライン」のソプラノサックス。あれを絶対生で聴きたいと思った。

続く

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2006.01.07

稲岡邦弥さんにも聴いて欲しかった太田惠資、喜多直毅、Jim Ediger、Martin Johnsonという4人の超個性的なヴァイオリニストの競演

7日、三軒茶屋グレープフルーツムーンにて『The Shape of Fiddle to Come』というイベント。出演は以下の3組(演奏順)

Johnson's MotorcarJim Ediger:fdl, g、Martin Johnson:fdl, g, vo)
喜多直毅vln・津山知子pf Duo
Arabindia(常味裕司:oud、吉見征樹:tabla、太田惠資:vln)

まず出演ヴァイオリニスト(フィドラー)と主催のうすいさんによる「新年fiddle談義」が20分ほど。fiddleとviolinは楽器としては同じものだが、主にジャンルによって呼び方が使い分けられている。僕も知らなかったけどfiddleって面白い意味(多くはnegativeだけど)がいろいろあるのね。続いて演奏スタート。

トップバッターのJohnson's Motorcarはケルト(アイリッシュ、スコティッシュ)系。日本育ちというJim Edigerさんによる日本語の解説付き。持ち替えで一方がギターで伴奏したり、ボーカルが入ったりするけど、基本的にはヴァイオリン2本によるインスト。2本の旋律楽器で音楽が出来上がってしまうところが新鮮。アイリッシュ・フィドルならではのフレージングや装飾音も。ギネスビールが飲みたくなる。普段はアイリッシュパブで演奏しているらしい。てことはミュージックチャージ無し?これは聴きに(飲みに?)行かねば!

2番手の喜多直毅vln・津山知子pf Duoはタンゴ・・・なのだけど、これがまたブッ飛びもの。毎度のこととはいえ、この二人、どうしてたまにしか演奏しないのに、リハなんて大してやってないはずなのに、こうなのか。いつもと同じ譜面でいつもと同じ曲をやっているはずなのに、まるで違う印象を受ける。演奏が白熱すると譜面を無視した暴走が始まるらしく、終演後は「いっぱい間違えた」と言ってゲラゲラ笑っていた。この痛快さはライブならでは。誤解のないように補足しておくと、どんな展開になっても一体感は途切れないので聴き手としては「間違えている」という印象はほとんど受けない。事実、僕も「アレンジが変わったのか?」と思ったほどだし、初めて聴いた人は元々そういうアレンジなのだろうと思ったに違いない。

このデュオが10月に下北沢レディジェーンで演奏したとき、素晴らしいライブレポートを書いてくださった稲岡邦弥さんが、一段とパワフルで情熱的なこの日の演奏を聴いたら、果たしてどんな感想を漏らしただろう?こっちも聴いて欲しかったなあ。これだけ即興性が豊かだと、タンゴファンよりジャズファンに受けそうな気がするし。

「こんなものタンゴじゃない」と言われる前に、僕は先手を打ってHYPERTANGOという造語を考えたのだけど、やっぱりこれは紛れもなくタンゴじゃないか、という思いもある。これほどのオリジナリティと伝統的なタンゴの技法を兼ね備えたものをきちんと評価しないんだったら、タンゴブームって何だったのさ。博物館の隅の方にひっそり陳列されていた"ピアソラ"の剥製を、一番目立つショーケースのところまで引っ張り出したくらいのものか。

ライブの話に戻る。

最初のJohnson's Motorcarからすごく盛り上がったけど、喜多・津山デュオでさらにヒートアップ。こりゃArabindiaはやりにくいかなあ、と思ったけれど。。。

常味さんのウードで会場の空気が変わった。冷ややかな緊張感に包まれる。太田さんも気合十分。ボイスもいつもながら見事。トリを飾るに相応しい。アラブ音楽って本当にかっこいいんだよねえ。「ロンガ・シャーナーズ」なんて、「本物」を聴いてしまうと女子十二楽坊のカバー(何故かタイトルは「自由」)なんてお遊びにしか聞こえない。ちなみにこの曲、女子十二楽坊が当初「作者不詳」として発表してしまった(確信犯にしては間抜け過ぎるので単によく調べなかっただけだろう)ため、今でもそのような記述をネット上に見かけるのは困ったものだ。作曲者はアドハム・エフェンディ(Santuri Ethem Efendi)という人。

最後にヴァイオリニスト4人でセッション。曲はJim Edigerさん作曲のブルース。伴奏楽器は無し。このイベントならではの企画だ。普通なら「ヴァイオリンだけで??」と思うところだが、4者4様のすごい演奏を聴いた後だけに、もはや驚きはない。たとえばギタリスト4人だったらこういうセッションはごく当たり前のことだけど、それと同じ感覚。

しかしこれ、こんな小さなスペースでやるイベントじゃないような。ヴァイオリンという楽器に興味がある人、あるいはワールドミュージック全般が好きな人なら間違いなく楽しめる。それどころかあっけにとられ、「目から鱗が落ちる」ような体験となる可能性は高い。潜在的なリスナーは非常に多いはずなのに。。。なんとももったいない。

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