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2006.01.28

完璧なバランスのサックス井上淑彦&アコーデオン佐藤芳明DUOを至近距離で聴く贅沢

小岩COCHIよりケータイにて。
続く060128_2226.jpg

続き。
アコーディオンとサックス。珍しい組合せ、というかそもそも「ジャズ・アコーディオン奏者」と言える活動をしているのは日本で佐藤さんくらいか。いやもちろん他にもいるだろうけど、森山威男(sax)や音川英二(sax)、そしてこの日の井上淑彦さんといった第一線のプレイヤー達と頻繁に共演している人は他には知らない。

江戸川区に引っ越して、COCHIが自宅からもっとも近いジャズ系ライブハウスとなった。10数席ほどの小さな店だが、マスターのこだわりを感じさせる充実のラインナップ。この店でしか聴けない組合せのセッションも多い、というい意味では大泉学園inFにも似ている。

料理がなかなかおいしいのもinFに通じる。ビールがハートランドなのも嬉しい。料理&酒と音楽の質には有意な相関があるといつか証明したい。ほら、やたら豪華に見えるけど、高い値段の割には味はさほどでもないし量も少ないなあ、と満たされない気分になることが多い都心の店とかあるでしょ?

体調不良によりかなり遅れて行ったのだけど、真正面の席がたまたま一つ空いていたのでそこに。至近距離にサックスとアコーディオン。どちらの音も、とてもよく聞こえた。そりゃ近いんだから当たり前でしょ、と思われるかもしれないけど、意外とそうでもない。物理的に聞こえていてもバランスが悪ければ、人間の耳は複数の楽器の音を同時には知覚しづらい。意識して両方の音を聴けば別だけど、楽しみで聴いてるんだから、そんな風に気を使うのはなんかイヤじゃん。

だから普通はPAを使うか、一方の奏者が抑え目に弾いてバランスをコントロールする。ところがサックスとアコーディオンという組合せだと、そういった配慮がほぼ不要。これは新しい発見だった。ピアノとサックスだったらこうはいかない。サックスだって音の小さな楽器ではないけど、ピアノというのは大ホールでソロリサイタルができるほどパワーがあるのだから、思いっきり弾いたらサックスを殺してしまう。アコーディオンだとそんな心配がないのだ。

普段クラシックの生演奏(当然生音)はよく聴いているくせに、ジャズはアンプやPAを使うもの、という意識がある。不覚にも、いまさらながら「生音の良さ」を再認識してしまった。アコーディオンとサックスという組合せ自体が貴重であるが故に、多くのジャズファンはまだ、この快感を知らないのだ。

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