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2006.06.02

5月のライブ覚書(林正樹、井上淑彦、佐藤芳明、本吉大我SolidNexus、さがゆき、宮野弘紀、柏木広樹、喜多直毅、PotHeads)

5月18日
■林正樹(p)、井上淑彦(Sax)、佐藤芳明(Acc) @関内JazzIs
相変わらず女性客が多いのだけど、見知らぬオジサンと合席に。オジサン、特に誰が目当てというわけではなく飛び込みだったようで、「エアジンも覗いたけど趣味じゃなかったからこっちに」なんてことを言っている。そういうことが可能な関内という街はすごいな。徒歩圏にジャズ系ライブハウスがいくつあるだろう。隣の桜木町にはドルフィーもあるし。

オジサン、林さんのピアノをいたく気に入った様子。僕も酒が回って「知らなかったんですか、彼こそ若手ナンバー1ですよ」ぐらいの勢いで喋る。オジサン、自分で林さんに声をかけてCDを2枚購入。これこそジャズシーンのあるべき姿じゃなかろーか。

曲名失念したが井上さんのオリジナル。エンディングで佐藤さんと林さん、予定調和を破壊すべく、フェイントの掛け合いが延々続く。サッカーの試合の、ゴール前の攻防を観ているみたい。井上さんも嬉しそうに眺めている。これこそジャズの醍醐味じゃなかろーか。

格闘技やスポーツで「生で観戦するより過去の名試合のビデオを繰り返し観るべきだ」と主張する人はおらんと思うのですが、ジャズだといるみたい。不思議。


5月21日
■本吉大我SolidNexus@阿佐ヶ谷マンハッタン
狭いマンハッタンの店内は熱心なファンでいっぱい。無名の優れた才能はそれだけで応援したくなるけど、やっぱこの人のギターは贔屓目抜きで気持ちええと思うよ。曲もいいし。某ライブハウス店長がデモ聴いて「似たような曲が多い」とか言っちゃったそうだが、それはおそらくギターの音色が一定だから。ちゃんと聴いてあげないとねー。だいたいなんでも、よく知らないものは区別がつきにくい。「バッハの曲って全部同じに聞こえる」とか言ったらバカにされそうだけど、素人がボーっと聴いてりゃそんなもんである。

ジャズ界にはイチローや松井がいないと後藤雅洋さんはおっしゃるのだが、少なくとも大家や大塚はいるのではないかと僕は思う(いーぐる掲示板にも書いた)。長谷川が大リーグで通用するとは皆思ってなかったはず。野茂だってあそこまでとは。つまり過小評価されていたということ。それでも野球なら、結果が数字で表されるからわかりやすい。音楽だとそうはいかない。ジャーナリズムが健全に機能しないと。

で、現実はどーなのよ?


5月23日
■さがゆきvo 宮野弘紀g 柏木広樹vc 喜多直毅vln 佐藤芳明acc 林正樹p
すごいメンツだけど、このメンツで何やんのよ?という一抹の不安も。でも杞憂。特に柏木さん、あんなに柔軟性のある人だったとは。ベース不在もカバーするような演奏が見事。


5月24日
Pot Heads+梅津和時@高円寺ペンギンハウス
相変わらず爆笑MCと超絶演奏のギャップがすごい。梅津さんもさすが。てか見事にハマって相乗効果。満員・立見の客席に男性客3人。どことなくユルい雰囲気も相変わらずだけど、それもこのバンドの音楽性に影響を与えているはずで、これはこれでいーんじゃないかという気もしてきた。

だがしかししかし、もっとピリピリした緊張感の中でやったら一体どんな演奏になるのか。いつか絶対観たい。どっかのジャズフェスで呼ばんかな。

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