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2006.10.21

林正樹STEWMAHNという東京ジャズシーン最前線

20日、林正樹STEWMAHN@江古田バディ

よかったよかった。なにがよかったかというと、こういうバンドを知らずして、「東京のジャズシーン」とかいって偉そうに語らなくてよかった。7月以来2度目のライブ鑑賞。なんと今年のライブはこの2本のみだって。もっとやって欲しいけど、メンバー全員、多忙を極める売れっ子ミュージシャンなので仕方ない。この日はJJazz.Net放送用に収録されていたのだけど、そのままライブ盤にしてもいいんじゃないの?という完成度。

曲は1曲を除いて林正樹オリジナルで、「林正樹カルテット」というカラーが鮮明に。サックス他Andy Bevan、ベース西嶋徹、ドラム堀越彰というテクニック、柔軟性ともに申し分ないメンバー。序盤でややPAバランスが気になったけど、途中で修正したのかな?耳が慣れただけかもしれないけど。中盤以降は問題なし。ガッチリ噛み合ったアンサンブルとインタープレイを堪能。

元山下洋輔カルテットという実績はもちろん、純邦楽の影響も受けたらしい(父親が日舞関係の方だとか)堀越さんのしなやかでユニークなドラミング。ソプラノサックスを中心に、ディジュリジュやオリジナル楽器ハーモニックフルートまで操るオーストラリア出身のAndyさん。ベースの西嶋さんは幼少の頃からヴァイオリンをやっていたというだけあって、アルコ(弓弾き)も素晴らしく上手い。

これらを活かしきる林さんの作曲センス。もちろんピアニストとしての実力も抜群。リリカルなプレイからアグレッシヴなプレイまで非常に幅広い。移行がスムーズ。突然暴れだすんじゃなくて、「いつのまにかヘンタイ」に。おそらく林さんにとっては、ちょっとした「遊び心」の延長なのだ。

まさにこの4人でしか、東京でしか生まれ得なかったジャズだろう。林さんが参加する他のバンド、ユニットで聴いたことのある曲も、しっかり「STEWMAHNのサウンド」になっている。

ちなみに、いーぐる特集のとき「ライブを選ぶコツはまず好きなドラマーを見つけること。良いドラマーのライブにハズレは少ない」という意味のことを言ったのだけど、堀越さんも僕にとって「ハズレのない」ドラマーの一人。林さんについては「先物買いをしたい人は林正樹をチェックすべし」と言った手前、ハズしてもらっちゃ困るのだけど(笑)、杞憂のようです。

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