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2006.12.18

平成18年度「現代パフォーミングアーツ入門」第11回(12月18日)~クラシック&現代音楽

現代音楽を含む広義のクラシック音楽いろいろ。都合により傾向は偏ってますが、どれも文句なく名曲じゃないでしょうか。

[DVD]村治佳織「生命の色彩・原色の響き コスタリカ」よりR.ディアンス作曲「サウダージ第3番」
*ディアンスはフランス人作曲家だがこの作品はブラジルをイメージして作曲されたもの。

[CD]ナイジェル・ノース(lute)「Bach on the Lute Vol.3」よりBWV1007プレリュード(3限のみ)
*BWV1007は通称「無伴奏チェロ組曲第1番」。ここではバロックリュートによる演奏。

[CD]清水靖晃&サキソフォネッツ「Cello Suites」よりBWV1007プレリュード、アレマンデ
*サキソフォンのみのアンサンブルでバッハの無伴奏チェロ組曲全曲を演奏するプロジェクトの第一弾。

[CD]イェラン・セルシェル(g)「J.S.Bach: Transcriptions for Guitar」よりBWV1007プレリュード、BWV1005フーガ。
*スウェーデン人クラシックギタリストによる演奏。楽器は特注の11弦ギター。
*BWV1005は通称「無伴奏ヴァイオリンソナタ第3番」。

[CD]鈴木大介(g)&古部賢一(oboe)「DAYDREAM」よりC.マシャード作曲「SAMBOSSA」「PIAZZA VITTORIO」
*マシャードは現役のブラジル人作曲家。ボサノバやショーロのリズムに基づいたクラシック作品。

[CD]鈴木大介(g)「どですかでん」よりタイトル曲(武満徹作曲)。
*黒澤明監督の同名映画のテーマ曲。渡辺香津美(g)との共演。

[CD]大萩康司(g)「島へ」より渡辺香津美作曲「アストラル・フレイクス」(3限のみ)、武満徹作曲「翼」、同「すべては薄明の中に」第1楽章(5限のみ)

[CD]青木美咲(fl)&柴田杏里(g)「Brighty Shadow」より吉松隆作曲「デジタルバード組曲」第1楽章、同第4楽章(3限のみ)
*作曲者吉松隆は現代音楽作曲家として著名だが、プログレ好きを公言しており、ここでもプログレの影響が感じられる。

[CD]フランク・ザッパ~アンサンブル・モデルン「The Yellow Shark」(93年)より「Dog Breath Variations~Uncle Meat」
*ロックギタリスト/作曲家フランク・ザッパの作品を現代音楽演奏グループ「アンサンブル・モデルン」が演奏。

[CD]スティーヴ・ライヒ「エレクトリック・カウンターポイント」
*作曲者ライヒはミニマル・ミュージック」を代表する作曲家の一人で、1960年代からテープを使ったサンプリング、ループの手法を使用。この作品はパット・メセニーのエレキギター多重録音による演奏。
*(余談)先日iTunesを開いたらコーネリアス(小山田圭吾)のプレイリストが公開されており、その中にこの曲のアコギヴァージョン(演奏はクラシックギタリストDavid Tanenbaum)が入ってました。
*ミニマルミュージックとしては比較的構造がわかりやすい。第3楽章では繰り返しの回数が等比級数的に減っていき、最後にクライマックスを迎える。
*「カウンターポイント(counterpoint)」は音楽用語で、「対位法」の意味。

[CD]スティーヴ・ライヒ「Triple Quartet」より「Electric Guitar Phase」「Music for Large Ensemble」「Tokyo/Vermont Counterpoint」
*「Electric~」は初期の作品「Violin Phase」のエレキギター版。
*「Vermont Counterpoint」は本来フルート&ピッコロのための作品(クラリネットじゃなかった、「New York Counterpoint」とごっちゃになっていたようです)で、ここではマリンバによる演奏。「Tokyo/」と付いているのは、演奏者が日本人の吉田ミカさんだから(東京ではなく九州在住らしいんですが)。

[DVD]チョウ・チン(cello)&大萩康司(g)「10弦の響き ライブ」よりR.ニャタリ作曲「チェロとギターのためのソナタ」第1楽章。
*ニャタリはブラジル人作曲家。

[DVD]バレンボイム/ベルリン・フィル「ヴァルトビューネ1998 ラテン・アメリカ・ナイト」よりロドリーゴ作曲「アランフェス協奏曲」(3限のみ)、ヒナステラ作曲「(バレエ音楽)エスタンシア」より「マランボ」(5限のみ)
*アランフェス~のソリストはジョン・ウィリアムス(g)。作曲者ロドリーゴはラテンアメリカじゃなくてスペインなんだけど・・・
*ヒナステラはアルゼンチンを代表する現代音楽作曲家。ピアソラにも影響を与えたとされる。

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2006.12.12

平成18年度「現代パフォーミングアーツ入門」第10回(12月11日)~ワールドミュージックその2

インドから日本へ。世界に誇るべき日本の優れた音楽を聴かずして、「ワールドミュージック」を語るなんて!

[DVD]Remember Shakti「The way of beauty」より76年、99年のライブ映像。
*ただし76年はシャンカール(vln)を含むオリジナルメンバーの「シャクティ」(「remember」は付かない)。

[CD]八木美知依「SEVENTEEN」より「Deep Green Sea」他
*十七絃箏による自作曲の演奏。
*【訂正】一般に和楽器の場合、「弦」→「絃」となります。また「琴(キン)」と「箏(ソウ)」はどちらも「コト」とも読みますが異なる楽器で、「コト」と言われて通常多くの人がイメージする楽器(十三絃や十七絃)は「箏」の方。

[CD]一噌幸弘「リーヤリ」より「すいすい」
*一噌さんは能管(能楽で用いられる横笛)奏者。ここでは「田楽笛」を演奏。
*共演者は太田恵資(vln)、吉野弘志(b)。

[CD]坂田明「Fisherman's.com(フィッシャーマンズ・ドットコム)」より「貝殻節」
*2001年発売。ビル・ラズウェル(b)プロデュース。坂田明はボーカル&sax。
*70年代マイルスグループを髣髴とさせるファンクサウンドに日本の漁師唄をのせるという単純明快なコンセプト。本物の元マイルスグループメンバー、ピート・コージー(g)も参加。
*坂田明さんはジャズ界では著名なアルトサックス奏者ですが、若い人には「坂田学(ドラマー、元ポラリス)のお父さん」として知られているかも。

[CD]大工哲弘「ゆんた とぅ じらば」より「鷲(ばす)ゆんた」、「まみどぅーま」のさわり
*八重山民謡+前衛ジャズ。日本発ワールドミュージックの最高傑作。
*梅津和時さん(sax)のアレンジが絶妙。「鷲ゆんた」でサックスとチェロ(故トム・コラさん)によるイントロから大工さんの声が入ってくる瞬間が心地よい。

[CD]おおたか静流(しずる)「Sugar Land」(05年)より「てぃんさぐぬ花」
*沖縄民謡の代表曲の一つ。歌詞はおおたかさんのオリジナル。
*沖縄の音楽を身近なものとして感じてない人もけっこう多いようなのですが、それは単に沖縄に行ったことがないとか沖縄出身の人が身近にいないとか沖縄出身の女の子と付き合ったことがないとか、そういうことなんではないでしょうか(徳永は全部ある)。

[CD-R]嘉川(よしかわ)忠博(vo)&山城正司(g)「Winter Garden」より「てぃんさぐぬ花」
*自主制作盤。嘉川君は奄美大島出身で徳永とは高校の同級生で東京医科歯科大学医学部医学科卒。山城さんは同歯学部歯学科卒。
*毎年紹介していますが、奄美民謡特有の歌唱法を取り入れた嘉川君のボーカルが素晴らしい。これを超える「てぃんさぐぬ花」にはいまだ出会えません。

[CD-R]デュージャン・ボグダノビッチ(g), 小沼ようすけ(g)&喜多直毅(vln)による「てぃんさぐぬ花」
*2005年4月7日STB139でのライブ。デュージャンが「日本のfolk songをやってみたい」と言うので徳永がこの曲をリクエストしました。アンコールで演奏。
*デューシャンは旧ユーゴスラビア出身で現在はアメリカ在住のギタリスト/作曲家。ここで聴かれるようにギタリストとしても超一流ですが、作曲家としての評価も高い。
*前日のリハーサルで一回合わせただけで、ほぼぶっつけ本番。「静かなインタープレイ」の極致。終盤の見事な展開がなぜ打ち合わせ無しで可能なのか、常人には謎です。これぞライブの醍醐味。

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2006.12.07

100%天然、混じり気無しの おおたか静流

100%天然、混じり気無しの おおたか静流

オペラシティ近江楽堂にて、おおたか静流ソロアカペラライブ。PA無しの完全生声。

これぞ「究極の音楽」ではなかろうか。

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2006.12.04

平成18年度「現代パフォーミングアーツ入門」第9回(12月4日)~ワールドミュージックその1

ブラジル&アフリカ系を中心に。

[DVD]Yamandu Costa「Ao Vivo」(05年)より「Disparada」
*今年もソロで来日したブラジルの若き天才ギタリスト。Thiago Espirito Santo(b)らとのトリオで。

[DVD]セザール・カマルゴ・マリアーノ(pf)&ホメロ・ルバンボ(g)「DUO」(05年)より「Samambaia」(3限のみ)、「Curumim」(5限のみ)
*ブラジル人ピアニスト&ギタリストによるアコースティック・デュオ。
*「Samambaia」はヨーヨー・マのブラジル音楽アルバム「オブリガート・ブラジル」にも収録されており、スタンダードと言っても良さそうな人気曲。
*「ホメロ」はRomeroと綴ります。ポルトガル語では頭のRがHのような発音になるらしい。

[CD]Egbelt Gismonti「Alma」(87年)より「Baiao Malandro」「Palhaco」
*ブラジルの天才的な作曲家/ピアニスト/ギタリスト。

[CD]FONTE「Live at Corcovado」(05年)より「Cataplana」
*フルート(orピッコロ)中川昌三、ギター小畑和彦、パーカッション安井源之新によるトリオ。「Cataplana」は小畑和彦作曲。
*安井源之新さんが叩いていたのはパンデイロというタンバリンっぽい外見のブラジルの打楽器。

[DVD]Peter Gabriel「Secret World Live」(92年)より「Across the River」「Shaking the Tree」
*シャンカール(vln)参加。彼のトレードマークというべき5弦×2のダブルネック・ヴァイオリンを弾いている。
*「Shaking the Tree」はセネガル人歌手ユッスー・ンドゥールとのコラボレーションにより生まれた作品。

[DVD]ユッスー・ンドゥール「The la Rochelle Francololies Festival」より「Shaking the Tree」
*たぶん1995年のライブ(ジャケットの隅に「1955年」というクレジットがあるがそんなわけないので)。ユッスーの声とダンス、かっこいいですね。

[LD]ユッスー・ンドゥール&ピーターガブリエル他「アムネスティ・コンサート・イン・パリ'98」(5限のみ)
*アムネスティ・インターナショナル主催の98年のライブ(もっと古いかと思ったら意外と最近でした)。
*検索してみたら一応DVDも出てるみたい。やはりユッスーのボーカルは感動ものなので探して買い直そうかな。

[DVD]ジョナス・エルボーグ(b)、ショーン・レーン(g)他「PARIS」より(3限のみ)
*2002年発売。ショーン・レーンShawn Laneは2003年に亡くなったので貴重な最晩年の映像ということになる。*インド人ミュージシャン(パーカッション&ボイス)とのセッション。ジョン・マクラフリン(g)のインド音楽プロジェクト「シャクティ」よりインド寄り?エルボーグは一時期マクラフリンと活動していたので、その影響もあるかも。

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2006.12.02

山口ともさんの「ドラムセット」

山口ともさんの「ドラムセット」

1日、大泉学園インエフにて。田中邦和、佐藤芳明とのセッション。

子供の頃を思い出そう。誰しも、箸で茶碗を叩きたくなったことがあるはずだ。

その時、叱られなかったら…末は天才ドラマーだったかも。

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