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2007.11.26

平成19年度「現代パフォーミングアーツ入門」第8回(11月26日)~いわゆるWorld Music中南米編

ラテンジャズとの境界は曖昧です。Calle54はジャズの方で紹介しそびれたもの。

[DVD]音楽ドキュメンタリー映画「Calle 54」(2000年公開)よりミッシェル・カミロ(pf)トリオ、チューチョ・バルデス(pf)の演奏。
*ミシェル・カミロ・トリオのドラムはオラシオ・エルナンデスで、両手両足を最大限駆使した演奏。カウベルの音はどこから?と思ってよく観察すると、左足のペダルで叩いていることがわかります。終盤のツーバスもすごい。ベースのアンソニー・ジャクソンは脳梗塞で倒れてから復帰後。こちらも6弦ベースを駆使した演奏が見もの。
*チューチョ・バルデスはキューバ人ピアニスト。ものすごく速いフレーズでも音の粒立ちが鮮やか。おそらく全ジャンルを合わせても世界最高峰のテクニックでしょう。

[DVD]Richard Galliano & tangaria quartet「Live in Marciac 2006」より「Chorinho Pra Ele」「Disparada」
*「Chorinho Pra Ele」はガリアーノとHamilton de Holanda(バンドリン)とのデュオによる演奏。曲はブラジルの鬼才エルメート・パスコアル作曲。
*「Disparada」はHamilton de Holandaのソロ演奏。曲はブラジル音楽のスタンダード的なもの(ただし原曲は歌歌モノ)。次のYamandu Costaのヴァージョンと聞き比べを。

[DVD]Yamandu Costa「Ao Vivo」(05年)より「Disparada」「Chamame」、「Taquito militar」(3限のみ)、「Sampa」(5限のみ)
*ブラジルの若き天才ギタリスト。Thiago Espirito Santo(b)らとのトリオで。
*「Chamame」(チャマメまたはシャマメ)とはアルゼンチンやブラジル南部に見られるスタイル(ただしこの曲はヤマンドゥ・コスタのオリジナル)。アコーディオンとのデュオで演奏。
*「Taquito militar」はアルゼンチンのミロンガ(広義のタンゴの一形態)。邦題「軍靴の響き」。普通はこんなに速く演奏しないと思いますが。「Disparada」と同じくトリオでの演奏。
*「Sampa」はブラジル人シンガーソングライター、カエターノ・ベローゾの曲。ここではソロで。
昨年の来日時の様子

[DVD]アストル・ピアソラ「ユレヒト1984」より「ミケランジェロ70」「アディオス・ノニーノ」(3限のみ)
*パブロ・シーグレル(pf)、フェルナンド・スアレスパス(vln)を擁する全盛期のキンテート(五重奏団)。タンゴ独特の奏法にも注目を。

[DVD]アストル・ピアソラ「Five Tangos」より「ブエノスアイレスの夏」「アディオス・ノニーノ」(5限のみ)
*1981年、ドイツでのスタジオライブ。3限とは別ソフトにしてみました(メンバーは同じ)。

[DVD]Salle Gaveau(サルガヴォ)「Official Live Bootleg 2007」より「Alloy」、「カルカッタ」(5限のみ)
*鬼怒無月(g)率いる前衛タンゴ(もしくはアコースティック・プログレ)バンドの今年3月のライブ。フランス公演にて限定発売されたもの。
こちらの記事を参照のこと。メンバー全員強力です。
*ヴァイオリンの喜多さんはスアレスパスの影響を強く受けているはずなのですが、ここでは完全に独自の世界ですね。
*残念ながらヨーロッパ仕様(PAL)なので1番教室のDVDプレイヤーでは再生できない・・・と思っていたらできました(PAL/NTSC両対応プレイヤーだった!?)。
*「カルカッタ」は軽い曲なので「軽かった」というシャレだそうで、インドのカルカッタとはまったく無関係。
*もちろんこれらはWorld Musicではないわけですが、ピアソラの精神を継承した音楽、という意味で紹介。
*【追記】SalleGaveauの次回のライブは12月10日新宿ピットイン

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