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2008.01.07

「The Duo」/鬼怒無月&鈴木大介

現代ギター2007年12月号に掲載されたレビューを転載します。

Duo


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ジャズ、クラシックといったジャンルを超えて活躍する2つの才能が、ジグソーパズルのごとくピタリと相補的にハマり、ギターデュオの傑作アルバムが誕生した。まずはの見事なアレンジに耳を傾けて欲しい。一方がメロディを弾き、もう一方が伴奏するという基本的な構成はほぼ一貫しているのだが、唖然とするほどの"引き出し"の多さ。互いが相手に敬意を払い調和しつつ、魅力を存分に発揮している。この二人でしか創り得なかったという意味において、理想的なデュオ作品だ。有名曲に隠れ名曲・オリジナルを織り交ぜた選曲も素晴らしく、特に鬼怒のライブでは定番の「La Pasionaria」が絶品。
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「一方がメロディを弾き、もう一方が伴奏する」って当たり前じゃないか、と思われるかもしれないけど、クラシックギターではそうとも言い切れず、どちらが伴奏とは言えないようなアレンジもあり得ます(「現代ギター」はクラシックギター専門誌です)。鬼怒さん作曲のオリジナルギター二重奏作品にもそういうものがありますしね。

あと、ちょっとネタばらしをしておくと、「ジグソーパズルのごとく」「相補的に」といった表現は、執筆直前に読んで感銘を受けた福岡伸一著「生物と無生物のあいだ」の影響です笑

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