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2008.12.23

平成20年度「現代パフォーミングアーツ入門」第10回(12月22日)~アフリカ→インド→日本

以下は5限の内容です。4限は順序や選曲が一部異なります。

[DVD]ユッスー・ンドゥール「ライブ・アット・モントルー1989」より「Macoy」「Fenene」

[DVD]Peter Gabriel「Secret World Live」(92年)より「Across the River」「Shaking the Tree」
*インド人ヴァイオリニスト、シャンカールが参加(ダブルネック・エレキヴァイオリン!)。

[DVD]ユッスー・ンドゥール「The la Rochelle Francololies Festival」より「Shaking the Tree」
*パッケージに明記されていませんがおそらく1995年のライブ。

[DVD]Remember Shakti「The way of beauty」より76年、99年のライブ映像。
*ジョン・マクラフリン(g)とザキール・フセイン(タブラ)を中心とするバンド。マクラフリン以外のメンバーはインド人。
*76年はシャンカール(vln)を含むオリジナルメンバーのシャクティ(「remember」は付かない)。
*99年はエレクトリック・マンドリンのシュリバニスが参加。さらにゲストとしてボーカル、サントゥール、スライドギター等が加わる。

[CD]一噌幸弘「カカリ乱幻」より「わにとかげ」
*共演者はSalle Gaveauの鬼怒無月(g)、DCPRGの吉見征樹(タブラ)。

[CD]坂田明「Fisherman's.com(フィッシャーマンズ・ドットコム)」より「貝殻節」
*2001年発売。ビル・ラズウェル(b)と坂田明の共同プロデュース。坂田明はボーカル&sax。ラズウェルはハービー・ハンコックの「Rockit」のプロデューサーでもある。
*70年代マイルスグループを髣髴とさせるファンクサウンドに日本の漁師唄をのせるという単純明快なコンセプト。本物の元マイルスグループメンバー、ピート・コージー(g)も参加。
*坂田明さんはジャズ界では著名なアルトサックス奏者ですが、若い人には「坂田学(ドラマー、元ポラリス)のお父さん」として知られているかも。

[CD]大工哲弘「ゆんた とぅ じらば」より「鷲(ばす)ゆんた」
*八重山民謡+前衛ジャズ。日本発ワールドミュージックの最高傑作!

[CD]「大島保克 with ジェフリー・キーザー 」より「てぃんさぐぬ花」
*大島保克は石垣島出身で八重山民謡とオリジナルを歌う歌手。
(奄美出身と言ってしまった気がしますが嘉川君とごっちゃになってました)
*キーザーはジャズピアニスト。

[CD-R]デュージャン・ボグダノビッチ(g), 小沼ようすけ(g)&喜多直毅(vln)による「てぃんさぐぬ花」
*2005年4月7日STB139でのライブ。デュージャンが「日本のfolk song(民謡)をやってみたい」と言うので徳永がこの曲をリクエスト。
*デューシャンは旧ユーゴスラビア出身で現在はアメリカ在住のギタリスト。現代音楽の作曲家としての評価も高い。
*リハは前日・当日のみ。中間部はすべて即興。

[CD]嘉川(よしかわ)忠博(vo)&山城正司(g)「Winter Garden」より「てぃんさぐぬ花」
*自主制作盤。嘉川君は奄美大島出身で徳永とは高校の同級生。さらに東京医科歯科大学医学部医学科卒。山城さんは同歯学部歯学科卒。
*毎年紹介していますが、奄美民謡特有の歌唱法を取り入れた嘉川君のボーカルが素晴らしい。自宅録音・一発録りとは思えないクオリティ!


あと4限は「はにわオールスターズ」のDVD等も観ました。

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2008.12.16

平成20年度「現代パフォーミングアーツ入門」第9回(12月15日)~ブラジルの超人たち

[DVD]セザール・カマルゴ・マリアーノ(pf)&ホメロ・ルバンボ(g)「DUO」より「Mr. Junior」「Samambaia」
*ブラジル人ピアニスト&ギタリストによるデュオ。
*「Mr. Junior」はルバンボ作曲、「Samambaia」はマリアーノ作曲。「Samambaia」はヨーヨーマを始め多くのミュージシャンによりカバーされている。
*「ホメロ」はRomeroと綴ります。ポルトガル語では先頭のRがHのような発音になるらしい。

(以下は5限の内容に基づいています)

[DVD]Yamandu Costa「Ao Vivo」(05年)より「Tareco No.2」「Valsa No.1」「Chamame」「Disparrada」
*ブラジルの若き天才ギタリスト。ベースThiago Espirito Santoも超絶。
*「Chamame」(チャマメまたはシャマメ)とはアルゼンチンやブラジル南部に見られるスタイル(ただしこの曲はヤマンドゥ・コスタのオリジナル)。アコーディオンとのデュオで演奏。

[DVD]Richard Galliano & tangaria quartet「Live in Marciac 2006」より「Disparada」「Chorinho Pra Ele」
*「Disparada」はHamilton de Holandaのバンドリン(ブラジルのマンドリン)によるソロ演奏。
*「Chorinho Pra Ele」はガリアーノとHamilton de Holanda(バンドリン)とのデュオによる演奏。曲はブラジルの鬼才エルメート・パスコアル作曲。

[TV]エグベルト・ジスモンチ(+東フィル)「7つの指輪」「フォホボドー」「アマゾンの密林」「フレヴォ」
*今年7月3日の来日公演で収録されたもの。会場は紀尾井ホール
*フルート斎藤和志さんもオケに参加、大活躍でした。
*ジスモンチは前半にピアノ、後半ではギターを演奏(アンコールで再びピアノ)。
*「アマゾンの密林」は12弦ギターソロでした。

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2008.12.09

平成20年度「現代パフォーミングアーツ入門」第8回(12月8日)~日本人によるジャズとその周辺

[DVD]ROVO「Live at 日比谷野音 2004.05.05」より「LARVA」「URMA」「「Pyramid」
*エレキヴァイオリンの勝井祐二、ギター山本精一(元ボアダムズ)を中心とするバンド。毎年GWに野音で行っている恒例のライブ。
*ドラムは右が芳垣安洋さん(DCPRGにも参加)、左が岡部洋一さん。
*徳永は当日会場にいました。よく探せば映ってるかも?

[DVD]東京中低域「Tokyo-cyutei-iki Live in London」より「憂レ」「強さ固さ長さ角度」「まちがわなさ」(いずれも5限のみ)
*世界にも類を見ないバリトンサックスアンサンブルの2006年11月ロンドンでのライブ。
*特別授業第1回ゲスト鈴木広志さん、2006年度のゲスト田中邦和さん参加。

[DVD]Salle Gaveau(サルガヴォ)「Official Live Bootleg 2007」より「Alloy」、「カルカッタ」
*ギタリスト鬼怒無月(きど・なつき)率いる前衛タンゴ(もしくはアコースティック・プログレ)バンドの2007年3月のライブ。フランス公演にて限定販売されたもの。
*メンバーは他に喜多直毅(vln)、林正樹(pf)、佐藤芳明(accordion)、鳥越啓介(b)。全員強力です。
*「Alloy」は鬼怒さんの曲。林正樹作曲「カルカッタ」は軽い曲なので「軽かった」というダジャレだそうで、インドのカルカッタとはまったく無関係。
*「現代ギター」に書いたCDレビュー:1st, 2nd

[DVD]渋さ知らズ「ALLD OF SHIBUSA」よりオープニング~「ナーダム」
*2004年1月渋谷O-Eastでのライブ。
*リーダーはベーシスト不破大輔さん(ただし渋さではベースは弾かず、「ダンドリスト」)。
*80年代から続くバンドだが(ただし大所帯だけにメンバーの入れ替わりは多い)、近年FUJIロックフェス出演などによりブレイク。ヨーロッパのジャズフェスティバルでも大人気で、ここ数年は毎年のようにヨーロッパツアーを行っている。
*冒頭のヴァイオリンソロは太田恵資さん。続くテナーサックスのソロは片山広行さん。
*DCPRGの芳垣安洋さん(ds)、ROVOの勝井祐二さん(vln)らも参加。

[DVD]渋さ知らズ「渋旅初め」よりより「ひこうき」
*2006年1月収録のライブより定番の美しいバラード。テナーサックスのソロは佐藤帆さん。
*イントロのエレピソロは(顔は映ってませんがおそらく)中島さちこさん。さりげなく左手をクローズアップしていたような(当時たしか新婚)。

[DVD]渋さ知らズ「ALLD OF SHIBUSA」より「本多工務店のテーマ」
*怒涛のエンディングへ。ボーカルとホラ貝?で忌野清志郎がゲスト参加。

4限は渋さ知らズ最新アルバム「巴里渋舞曲」ボーナスDVD収録のパリ公演の映像も観ました。

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2008.12.02

平成20年度「現代パフォーミングアーツ入門」第7回(12月1日)~日本人によるジャズ(1)

[DVD]森山威男「ライブ・アット・アーラ」より「Beyond the Crisis」(5限)、「Your Son」「Catch up with him」(4限)
*70年代に山下洋輔トリオで活躍した伝説的なドラマーによる2007年6月のライブ。
*メンバー:音川英二(sax)、佐藤芳明(accordion)、田中信正(pf)、望月英明(b)

[DVD]「THE HISTORY OF THE FUJI ROCK FESTIVAL」より山下洋輔トリオの演奏。
*メンバーは外山明(ds)、水谷浩章(b)。山下さんのDVDはいくつか出ていますが、このメンバーでの映像は貴重だと思われます(ドキュメンタリーなので演奏シーンはごく短時間ですが)。

[DVD]渡辺香津美「The Spice of Life in Concert」よりオープニングのギターソロ~「MELANCHO」「UNT」(以上5限のみ)、「HIPER K」(4限のみ)
*87年収録。ジェフ・バーリン(b)、ビル・ブラフォード(ds)というジャズロック/プログレッシヴ・ロック系の大物ミュージシャンと共演。
*特にブラフォードはイエス、キング・クリムゾンといったロック史に残るバンドで活躍。明るい曲を笑顔で演奏するブラフォードの映像は貴重かも。
*香津美さんが後半使っていたのはスタインバーガー社製のヘッドレスギター。見た目は特殊ですが機能面や音色は普通のエレキギターとさほど変わりません(ただしここで使用されているモデルはギターシンセコントローラ内蔵)。

[DVD]上原ひろみ「ビヨンド・スタンダード(ツアー・エディション)」付属のボーナス盤より「XYZ」
[DVD]上原ひろみ「スパイラル(ツアー・エディション)」付属のボーナス盤より「Love and Laughter」
*XYZにはデヴィッド・フュージンスキー(g)が参加。

[DVD]渡辺香津美「ONE for ALL」より「TOCHIKA」「Water Ways Flow Backward Again」
*99年、NYの老舗ライブハウス「ボトムライン」で行われたライブ。共演はほとんど現地在住の有名ミュージシャンだが「Water~」は矢野顕子とのDUO、作曲も矢野顕子。オリジナルは78年の渡辺香津美のアルバム「KYLYN」に収録。
*「TOCHIKA」はマイク・マニエリ(ヴィブラフォン)とのデュオ。80年発売の同名アルバムのタイトル曲。

[DVD]渡辺香津美「Mo'Bop DVD edition」より「Tricorn」(4限のみ)、「Favor Return of Ensyu Swallow」(4限はベースソロのみ)
*2004年12月、横浜BLITZでのライブ。徳永は当日会場にいました。
*リチャード・ボナRichard Bona(b), オラシオ・エルナンデス(ds)とのトリオ。
*「Favor~」は83年の名盤「MOBO」に収録されていた「遠州つばめ返し」のセルフカバー。


[DVD]デートコース・ペンタゴン・ロイヤルガーデン(DCPRG)「MUSICAL FROM CHAOS2CD/DVD」より「CIRCLE/LINE~HARD CORE PEACE」
*ツインドラム+ラテンパーカッション+タブラ(インドのパーカッション)+ツインギター+キーボード+管楽器たくさんという大編成。
*2003年の新宿リキッドルーム(現在は恵比寿に移転)でのライブ。当時のこのバンドのライブは深夜1時頃から始まり、終わるのはほとんど明け方。
*菊地成孔(きくち・なるよし)さんは本来サックス奏者ですがDCPRGではキーボード、CDJ等を操作するのみ。あとはコンダクターとして要所で合図を出す。
*「CIRCLE/LINE」は菊地雅章(きくち・まさぶみ)さんの81年のアルバム「ススト」収録曲(3限のときうっかり「スストのタイトル曲」と言ってしまった記憶がありますが曲名は違いました)。ほぼ同じアレンジでカバー。後半の「HARD CORE PEACE」は成孔さんのオリジナル。
*パーカッション・デュオから「HARD CORE PEACE」になだれこむ展開がかっこいいですね。
*残念ながら2007年4月に解散。

4限は東京中低域も鑑賞しましたが5限は時間の関係で省略したので来週に持ち越します。

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