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2010.10.26

平成22年度現代パフォーミングアーツ入門第4回(10月25日)~ハービー・ハンコック&マイケル・ブレッカー

午前中の「芸術II」講師は青年劇場の佐藤尚子さん.今回も面白かった!ゲーム的なメソッドや台詞に感情を込める方法論など。

現代パ~はハンコックとブレッカー中心。

[DVD]HERBIE HANCOCK & THE NEW STANDARD ALL STARS「ONE NIGHT IN JAPAN」より「New York Minute」
(3限では最後に紹介)
*ハービー・ハンコック(p), ジョン・スコフィールド(g), マイケル・ブレッカー(sax), デイヴ・ホランド(b), ジャック・ディジョネット(ds), ドン・アライアス(perc)というものすごいメンツによる96年のライブ。
*「New York Minute」はドン・ヘンリー(イーグルス)の曲だそうです。
*マイケル・ブレッカーとドン・アライアスが故人になり再現不可能に。ハンコックの笑顔、マイケルのソロを見つめるジョンスコの表情が印象的。

[DVD]「ディジョネット,ハンコック,ホランド,メセニー/イン・コンサート」よりデイヴ・ホランド作曲「Shadow Dance」、メセニー&ディジョネット作曲「Nine Over Reggae」(3限のみ)
*90年収録。Jack DeJonette(ds), Herbie Hancock(p), Dave Holland(b), Pat Metheny(g)によるスーパーセッション。

[LD]Jack DeJonette's Special Edition「Live At The Montreal Jazz Festival 1988」より「PM'S AM」(5限のみ)
*現在もキース・ジャレット(pf)トリオ等で活躍するドラマーのリーダーバンド。
*パット・メセニー(g)がゲスト。ギターシンセでアドリブ・ソロを演奏。
*サックスはグレッグ・オズビー(アルト)とゲイリー・トーマス(テナー)。

[DVD]ハービー・ハンコック「Future 2 Future Live」より「Rockit」
*2002年のライブ。ターンテーブル奏者のDJ Disk、女性ドラマーテリ・リン・キャリントンらが参加。
*「Rockit」は83年のアルバム「Future Shock」よりシングルカットされ大ヒット。当時話題となったPVはこちら

[DVD]「ゼン&ナウ~ライフタイム・ベスト(初回限定盤)」ボーナス盤より「River」(5限のみ)、「Hana」
*2007年のライブ映像。ハンコックのバンドにジョニ・ミッチェルが参加。1943年生まれのジョニ・ミッチェルは還暦を過ぎてもカッコいいです。
*バックもヴィニー・カリウタ(ds)、マーカス・ミラー(b)ら豪華メンバーです。
*「River」はハンコックの「Joni Letters」(2007)に収録された旧曲、「Hana」はジョニ・ミッチェルの「Shine」(2007)収録の新曲。

ジョニ・ミッチェルに戻ってきたところで、以下マイケル・ブレッカー。

ポール・サイモンのバンドでの渾身のソロ→Youtube
(91年のセントラルパークでのコンサート)

[LD]Paul Simon「Paul Simon in Central Park」より「Still crazy after all these years」
*そのセントラル・パーク・コンサートのLD。ただし上記youtubeのソロはカットされてます。一度DVD化されたようですが廃盤らしく入手できず。貴重なLDは同僚の熱烈Paul Simonファン・I先生よりお借りしました。
*「Still crazy~」はブレッカーの名演でも有名なポール・サイモンの(サイモン&ガーファンクル解散以降の)代表曲。 徳永はバラードの名曲を1曲だけ選べと言われたらこの曲にします。

[DVD]Randy Brecker w/Michael Brecker「SONG FOR BARRY」(3限のみ)
*2003年、ドイツでのライブ。
*Randy Brecker(tp)、Michael Brecker(ts)、Jim Beard(p,kb)、Will Lee(el-b)、Peter Erskine(ds)とビッグバンドが共演。
*マイケル・ブレッカーは2005年に病に倒れ、2007年1月に逝去。

[DVD]ステップス・アヘッド「ライヴ・イン・東京 1986」より「In a sentimental mood」、「トレインズ」(3限のみ)
*ブレッカーは主にスタイナーホーン(管楽器型のシンセサイザー・コントローラー)を演奏。
*「In a sentimental mood」はデューク・エリントン作曲のスタンダードナンバー。
*ステップス・アヘッドはビブラフォン奏者マイク・マニエリのバンド。当時のメンバーは他にダリル・ジョーンズ(b)、スティーヴ・スミス(ds)。

[VHS]「RETURN OF THE BRECKER BROTHERS」(93年)より「SONG FOR BARRY」(5限のみ)
*オリジナルメンバーはブレッカー兄弟(兄ランディtp、弟マイケルssax)のみだが新メンバーのマイク・スターン(g)、デニス・チェンバース(ds)らがオリジナルメンバーにも増して強力。
*マイケル・ブレッカーが最初に吹いて(?)いる楽器はEWI(Erectric Wind Instrument)。日本のAKAIがスタイナーホーンのライセンスを買い取って開発。

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2010.10.19

平成22年度現代パフォーミングアーツ入門第3回(10月18日)~パット・メセニー

「芸術II」も開講しています。メインの講師は燐光群主宰・劇作家坂手洋二さん。前回は坂手さんによる概論的なレクチャー、今回は女優・アクティングトレーナー柚木祐美さんによるワークショップ形式の授業でした。

燐光群の新作「3分間の女の一生」(竹下景子主演、11月13日(土)〜23日(祝)座・高円寺1)の詳細は
こちら

日刊スポーツでも取り上げられました↓

「世界史上初の試み全シーン3分間の演劇」

いわゆる小劇場演劇が芸能ニュースで取り上げられるのは異例でしょう。


「現代パ~」第3回はパット・メセニーのみ、しかもゲスト参加ではなく本人名義だけで90分。3限と5限で少し内容を変えていますので注意してください。最後まで観ずに飛ばしたものも省略しています。

以下PMG=パット・メセニー・グループの略。やはり「シャドウズ・アンド・ライト」に参加していたライル・メイズ(key)が結成以来固定メンバーとして参加しています。

[DVD]PMG「More Travels」(91年)より「Have you heard(3限のみ)、「Are you going with me?」Third wind」(5限のみ)
*いずれも80年代に確立された典型的なPMGサウンド。

[DVD]パット・メセニー「シークレット・ストーリー・ライブ」より「Above The Treetops」「Finding and Believing」
*1992年収録。PMGとは別に立ち上げたソロプロジェクトのライブ。
*「Above~」冒頭のコーラスはカンボジア民謡の引用らしい。

[DVD]PMG「WE LIVE HERE~Live in Japan1995」より「Scrap Metal」(3限のみ)
*ライブでおなじみのフリージャズ風作品。

[DVD]PMG「Imaginary Day Live」より「Into The Dream」「Roots Of Coincidence」、「Minuano」(3限のみ)
*98年、アルバム「Imaginary Day」後のツアーより収録。
*「Into~」ではピカソギターを使用。

[DVD]PMG「Speaking of Now Live in Japan」より「Scrap Metal」「Song For Bilbao」(5限のみ)
*2002年の来日公演を収録。メキシコ出身アントニオ・サンチェスAntonio Sanchez(dr)、ベトナム出身のクォン・ヴーCuong Vu(tp)、スイス出身グレゴワール・マレGregoire Maret(harmonica)らが新加入。
*ベースが本職のリチャード・ボナはこの時期のみ参加していたがベースはあまり弾いておらず主にサイドギター、パーカッション、コーラス等を担当。

[DVD]PMG「THE WAY UP - LIVE」(06年)より
*2005年韓国公演(東京公演の直後)で収録。
*メセニーはE-BOW(ギターの弦を電磁気により振動させる装置)やスライド・バーを使ってました。

メセニーの最新プロジェクト「オーケストリオン」の紹介映像

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2010.10.05

平成22年度現代パフォーミングアーツ入門第2回(10月4日)~ジョニ・ミッチェル→ジャコ・パストリアス

2回目はジョニ・ミッチェル→ジャコという流れも去年と同じ。
「TRILOGUE - LIVE IN BERLIN 1976」ゲットしたけど、これは使わなかった。
貴重な映像ではありますが。

全体として新鮮味はないけれど、ジャコの82年ライブインジャパンはやはり良い。
Tootsと共演するジャコの嬉しそうな顔!
こちらも必見です。
(以前張ったリンクは削除されましたが、再アップされてました)


[DVD]『シャドウズ・アンド・ライト』(1980年)より
*サポートメンバー:Michael Brecker(Sax), Pat Metheny(G), Lyle Mays (Pf, Key), Jaco Pastorius (B), Don Alias (Dr)

オープニング~「In France They Kiss on Main Street」

「Goodby Pork Pie Hat」(3限のみ)
*チャールズ・ミンガス作曲のバラードにジョニ・ミッチェルが詞をつけて歌ったもの。

Jaco's Solo(ベースソロ)
*曲は前半が「The High and the Mighty」、後半が「Third Stone from the Sun」
*ハーモニクス奏法、ディレイループの効果的な使用が特徴的な歴史的名演。

「The Dry Cleaner from Des Moines」
*ギター、ピアノ抜きの演奏で、ジャコならではのベースラインが特に際立つ演奏。

「Raised on Robbery」

「Why Do Fools Fall in Love?」
*ゲストの黒人アカペラグループ The Persuasions と共に。「Why~」は1954年のヒット曲。
*The Persuasionsについては、以前調べたときには何もわかりませんでしたが、英語版Wikipediaに項目ができてました。(historyを見ると2005年~)
ザッパ・トリビュートアルバム作ってる!

「Shadows and Light」
*引き続き The Persuasions と共演(+ライル・メイズのキーボード)。曲はジョニ・ミッチェルのオリジナル。


以下
[DVD]Wether Report『Forecast : Tomorrow 』より:
*1978年のライブを収録。CD+DVDボックスセットのDVD部分。
*メンバー:Wayne Shorter (Sax), Joe Zawinul (Key), Jaco Pastorius (E.Bass), Peter Erskine (Dr)

ベースソロ
*「シャドウズ~」でのソロと似たアイディアが随所に見られるが、より自由(気まぐれ?)な演奏。

「Teen Town」
*アルバム「Heavy Weather」(1977年)収録のジャコ作品。

「Birdland」
*ザヴィヌル作曲、「Heavy Weather」収録。ウェザーリポートの楽曲でもっとも有名な作品。


以下
[DVD]「Jaco Pastorius Big Band Live in Japan 1982」より

「The Chicken」
*ジャコのオリジナルではないがジャコが好んで演奏したことで有名。

「Continuum」
*1stソロアルバム「ジャコパストリアスの肖像」(1976年)収録。

「Sophisticated Lady」
*デューク・エリントン作曲のスタンダード。トゥーツ・シールマンス(ハーモニカ)のソロ~トゥーツ&ジャコのデュオ~バンド演奏という構成。

「Liberty City」
*2ndソロアルバム「ワード・オブ・マウス」(1981年)収録。

「Three Views of a Secret」
*ウェザーリポート「ナイト・パッセージ」(1980年)収録、後に「ワード・オブ・マウス」にて再録。

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2010.10.03

平成22年度現代パフォーミングアーツ入門第1回(9月27日)~コーネリアス

しばらくサボっていましたが、今年度も開講しましたので更新再開します。twitterもよろしく(こちら)。

昨年度に引き続き、初回はコーネリアス作品の紹介。ロック/ポップス系のジャンルに限れば、海外での人気・知名度がもっとも高い現役日本人ミュージシャンといえます。僕自身が熱心な彼のファンか?というとちょっと微妙なのだけど、作品は好きですね。


以下授業で紹介した主な作品を順に。3限と5限はほぼ同じ。途中で切ったものは省略してあります。

[DVD]「FIVE POINT ONE」(2003年)より「Point Of View Point」「Smoke
*「FIVE POINT ONE」はCD「POINT」(2001年)に基づく映像作品集。
*「Point Of View Point」2001年にシングル発売。アルバム「POINT」収録。
*「Smoke」が敢えて「スモーク」とカタカナ発音されていることに注意。

[DVD]「SENSURROUND」(2008年)より「Fit Song
*「SENSURROUND」はCD「SENSUOUS」(2006年)に基づく映像作品集。
*CDが先に発売されていますが、「Fit Song」では映像と音楽(歌詞)が完全にリンクしており、当初から映像化を想定して制作されていたと推察されます。
*海外では「SENSURROUND+B-Sides」(DVD+CD」として発売され、グラミー賞・最優秀サラウンド・サウンド・アルバム賞にノミネート。


以下[DVD]「SENSUOUS SYNCHRONIZED SHOW」(2009年)より:
Sensuous__synchronized__show
*2008年東京国際フォーラムAでのライブ映像。
*多重録音を駆使して作られた楽曲をバンド演奏で再現。ステージ上でDVDとほぼ同じ映像が使用されている。

オープニング~「Breezin'
*2006年にシングルCDとして発売。アルバム「SENSUOUS」収録。

Smoke

Drop
*2001年にシングルCDとして発売。
*間奏で小山田圭吾がテルミンを演奏。

Point Of View Point

Count Five Or Six
*CD「Fantasma」(1997年)に収録。歌詞?は「1,2,3,4,5,6」を繰り返すのみ。
*「Fantasma」は今年11月にリマスター盤として再発売されるそうです。
http://natalie.mu/music/news/37052

Star Fruits Surf Rider
*1997年にシングルCDとして発売。アルバム「FANTASMA」収録。
*当初「Star Fruits」と「Surf Rider」が別々のレコードとして発売され、2台のターンテーブルで同時再生すると「Star Fruits Surf Rider」になる、という仕掛けが話題になりました。
*サビの部分のリズムには90年代後半に流行したブレイクビーツの影響が感じられます。
*テルミン使用

Music
*2006年にシングルCDとして発売。アルバム「SENSUOUS」収録。

(アンコール)
Eyes」~「E」~「Sleep Warm
*「Eyes」「E」にてYAMAHAテノリオン、KORGカオシレーター使用。

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