平成22年度現代パフォーミングアーツ入門第12回(12月20日)~インドとアフリカ
午前中の「芸術II」は坂手洋二さんが地方公演中のため、俳優で現代人形劇の専門家でもある秋葉ヨリエさんに講師をお願いしました。練習用の人形を持参してくださり、実際に人形を操る体験実習なども。
「現代パ~」は引き続き世界の様々な音楽について。インドの伝統音楽をバックグラウンドに持つ(伝統音楽そのものではありません)ジョン・マクラフリン&ザキール・フセインのプロジェクト「Shakti」(再結成時は「Remember Shakti」や、アフリカン・ポップスの大スター、ユッスー・ンドゥールを中心に。
インドやアフリカに高度かつ多彩な文化が存在するのは自明なことで、たとえばユッスー1人を知ったぐらいでアフリカの音楽についてなにか「わかった」気になるのもまずいでしょう(外国人が日本の文化に対して抱く偏見やステレオタイプなイメージと同種の過ち)。
でもユッスーの素晴らしさを知っただけでも、アフリカの文化に対するrespectが生まれ、興味が広がるはず。そういったことの積み重ねが大事ではないでしょうか。
[DVD]Remember Shakti「The way of beauty」より76年、99年、2004年のライブ映像。
*ジョン・マクラフリン(g)とザキール・フセイン(タブラ)を中心とするバンド。マクラフリン以外のメンバーはインド人。
*76年はシャンカール(vln)を含むオリジナルメンバーのシャクティ(「remember」は付かない)。
*99年はエレクトリック・マンドリンのシュリニヴァスShrinivasが参加。さらにゲストとしてボーカル、サントゥール、スライドギター等が加わる。
[DVD]ジョナス・エルボーグ(b)、ショーン・レーン(g)他「PARIS」より
*2002年発売。ショーン・レーンShawn Laneは2003年に亡くなったので貴重な最晩年の映像ということに。
*インド人ミュージシャン(パーカッション&ボイス)とのセッション。エルボーグは80年代にマクラフリンのバンドに参加していたので、その影響と推察されます。
[DVD]Peter Gabriel「Secret World Live」(92年)より「Across the River」「Shaking the Tree」
*インド人ヴァイオリニスト、シャンカールが参加(ダブルネック・エレキヴァイオリン!)。
[DVD]ユッスー・ンドゥール「ライブ・アット・モントルー1989」より「Macoy」「Fenene」
*アフリカ・セネガル出身のシンガー。80年代にピーター・ガブリエルとのコラボレーションで世界的にブレイク。
[DVD]ユッスー・ンドゥール「The la Rochelle Francololies Festival」より「Shaking the Tree」
*パッケージに明記されていませんがおそらく1995年のライブ。
[LD]「アムネスティ・コンサート・イン・パリ'98」よりピーター・ガブリエル&ユッスー・ンドゥールによる「Shaking the Tree」(5限のみ)
*アムネスティ・インターナショナル主催の98年のライブ。ピーター・ガブリエルは見た目は老けましたが、歌い出すとさすがですね。
[DVD]ユッスー・ンドゥール「ライブ・アット・ユニオン・チャペル」より「New Africa」
*2002年のイギリスでのライブ。
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